映画『バイオハザード ダムネーション』（監督：神谷誠／配給：ソニー・ピクチャーズエンタテインメント）初日舞台あいさつが27日、東京・新宿ピカデリーで開かれ株式会社カプコンの小林裕幸プロデューサー（40）、脚本を担当した菅正太郎氏（39）、神谷監督（47）、さらに、バイオハザードシリーズに出てくるタイラントも登場した。
2008年10月に公開されたフルCGアニメ映画『バイオハザード ディジェネレーション』。4年前の公開されたときの反響は大きく、2週間限定かつ、東京・大阪・名古屋の3都市のみという狭い範囲での上映にもかかわらず、連日満員で興行収入4000万円を達成する人気ぶりだったため、新作が制作されることとなった。本作ではゲームで人気キャラクターのレオン・S・ケネディが主人公で、東欧を舞台に苛酷な状況下に追いやられていく姿が描かれる。
歌手・土屋アンナ（28）のテーマソング『CARRY ON』に合わせて登場した登壇者ら。神谷監督は、「4年前に舞台あいさつさせていただいたときに、応援があれば帰ってこられますと言ったんですけど、僕は4年間このために作業していました。このサイクルをつなげていきたい」と、早速、次作へつながるようアピール。
本作のレオンの衣装は実は神谷監督のファッションをモチーフに作り上げられたそうで、そのことを明かされると神谷監督は、「そんなカッコイイ人にとは思いませんが」と照れることも。それと同じく、武器資料も神谷監督のコレクションからの持ち出しだったことも明かされ、「製作の一室が武器庫になってた。押井（守）さんからも借りました」と、裏話を次々と披露していた。
人気キャラクターのエイダ・ウォンも登場し、レオンとやりとりをするシーンがあるが、恋愛関係にしたいと神谷監督が言った際にはノーが出たというエピソードも。これに、菅氏は、「あの人達も出会ってから10年なので、あまりにプラトニックすぎるのもどうかと思ったんです。間に実はこういうことがあったんじゃないかって思って、おそらくこういうことをしただろうということを入れました」と、意向に沿いつつもドラマを描いたエピソードを明かし、「たぶん2人の関係はカプコンの方々も触れないようにしていると思います」と、小林プロデューサーに水を向けると、「時間が…」とお茶を濁していた。
映画『バイオハザード ダムネーション』は27日より全国ロードショー！
