女優・山田優(28)が27日、都内で映画『旅の贈りもの 明日へ』(監督:前田哲/配給:キノフィルムズ)初日舞台あいさつに、俳優・前川清(64)、酒井和歌子(63)、須磨和声(31)、清水くるみ(18)、前田監督とともに登場した。
離婚を経験し定年を迎えた仁科孝祐(前川)が42年前に文通で知り合った初恋の人・秋山美月(酒井)からの絵手紙を見つけたことがきっかけで始まる、大人のゆったりした恋を描いたラブストーリー。作品は2006年に公開され3ヶ月にわたるロングランにもなった鉄道旅シリーズ『旅の贈りもの 0:00発』を受け継いだものともなっており、国内で唯一動態保存されているボンネット型特急電車が登場するなど、鉄道マニアにも向けているという側面もある。
映画初主演となった前川がいきなり「別に…」と、女優・沢尻エリカ(26)を彷彿とさせるようなあいさつをしだし、場内は大爆笑。「いつもペコペコしてるんで、一度やってみたくて、そういう生き方もいいなって思って」と、変身願望を語り盛り上げると、「世知辛い世の中ですけど、ホッとするような、和やかにお帰りになれる雰囲気なったら嬉しいかなと思います」と、柔和な笑みでアピールした。
一方、結婚を控えながらも4歳のときに別れた父を慕う複雑な気持ちを持った女性・香川結花を演じた山田。ウエディングドレスのシーンもあったが、くしくもこのシーンの時期は俳優・小栗旬(29)との結婚の時期だったそうで、「ウエディングドレスを着ると背筋が伸びてピュアな気持ちになります。気持ちがすごくリンクする部分があった。自分のことを思い出しながらだったので思い入れの深い作品になりましたね」と、幸せいっぱいの笑みを見せることも。
見どころは、「結婚を控えた女性の役で、結婚をきっかけにお父さんとの絆とかつながりを見つけに行く。ちょっと挫折しても前に進む勇気を伝えています」と、前向きな作品とアピール。
本イベント前に開かれた上映後舞台あいさつを振り返った山田は、「みなさん顔がすごいほっこりしていて、心が温かくなる映画です」と、胸を張ってPRしていた。
映画『旅の贈りもの 明日へ』は27日より全国公開!