タレントで俳優の“まえけん”こと前田健(41)が18日、都内で行われた『ライアーゲーム-再生-』Blu-ray&DVD発売記念囲み会見に俳優・池田鉄洋(41)、松山博昭監督とともに出席した。
元詐欺師にして天才心理学者・秋山深一に松田翔太(27)、映画オリジナルのヒロイン・篠宮優に多部未華子(23)ら豪華俳優陣が集結した大ヒット劇場版第2弾のBlu-ray&DVDが、19日にリリース。その他、船越英一郎(52)、芦田愛菜(8)、江角マキコ(45)、高橋ジョージ(54)らプレイヤー20名が、総額20億円を賭けて禁断のイス取りゲームを行う。
中学校の体育教師・村田テツヤ役のまえけんはジャージ姿にお歯黒、アイドルオタクでロック好きの嶋タカヒロ役の池田はサンバイザーに“週刊ヤングジャンプ”と書かれたTシャツを着て、ともに劇中のスタイルで登場。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)は、原作である甲斐谷忍の同名漫画が連載されていたためであるが、2人は劇中のシリアスな展開とは裏腹に、フォトセッションでは笑顔でハジけたポーズをとりまくった。
最初にまえけんが、「皆さん、じゃんけん大会に行かれる前のお忙しい時間にありがとうございます」と、『AKB48』をネタに報道陣にチクリ。『ライアーゲーム-再生-』のプレミアムエディションは、Blu-ray、DVDともに3枚組となっており、松山監督が「特典として、福永ユウジ対ヨコヤノリヒコという映画のトップシーンにつながる2人の対決が入ってる。そして、芦田愛菜ちゃん演じるアリスという子が、なぜライアーゲームに参加することになったのかを描いた」と、2大目玉特典をPRした。
本編の見どころについては、まえけんは「それぞれ違った目的を持って、ゲームに参加する兵(つわもの)どもの腕試しの試合が凄く白熱していて、緊張感がある。最後まで飽きずに見られるエンターテイメントになってると思います」、池田は「最多出場人数で、人間模様のだまし合いとか、友情すらも裏切られる展開が、いつも以上にハイスピードで行われている。出演者も豪華で、ストーリーにも力が入っていて、『ライアーゲーム』史上最高傑作だと思います」と、それぞれ力強くアピール。
これに松山監督が、「3つの国とガヤ連合というのがあって、いろんな駆け引きがある。ガヤ連合が3つの国のどこに行くのかで勝敗も変わってくるので、キャスティングボードを握っている」と、まえけん、池田両名がキーマンであることをほのめかす。
池田が「私が一番誰かについていくという裏切りはしているような気がする。演じていて、凄く大変でした」と役どころについて語り、まえけんが「でも、普段から長いものに巻かれるタイプだもんね」と突っ込むと、報道陣も爆笑！ だが、池田は「その通り！ 最終的にはまえけんさんにもついちゃったから」と否定せず、「まえけんさんこういう顔しながら、陰で皆を人を引っ張っていくフィクサータイプだから」と評価すると、まえけんが「そうなの。男も女も取り込むの」とぶっちゃけ、場内が微妙な空気に…。
撮影中の出来事に話題が及ぶと、まえけんが「まだ余震があるときに廃墟で撮影していたとき、びっくりするぐらいの地震が起きて、一目散に逃げた人もいるし、みんなの安全を把握していた人もいた。本当に人間が出た瞬間があった」と、思わず報道陣も前のめりになる秘話を明かす。さらに池田が「要潤君が多部ちゃんを守っていたのが印象的だった。『大丈夫だから』って抱えてて」と、イケメン俳優の男前なエピソードを披露した。
報道陣に「お二人のスピンオフ企画は？」と聞かれるも、池田は「誰が見たいんですか(笑)」と、乗り気じゃない返答。だが、松山監督が「いや、面白いと思いますよ」とまんざらでもなさそうな反応を見せると、まえけんも「一緒に出てた小池栄子ちゃんが、僕が演じたキャラを凄い気に入ってくれて、『このキャラだけでスピンオフ見たいわ』って言ってましたね」と、スピンオフ企画実現に向けて、やる気を見せる。
また、「もし現実でこのゲームのお誘いがあったら？」という問いかけには、まえけんが「役者って嘘うまいし、だますのうまいのでイケるんじゃないかな」と乗り気だったが、池田は対照的に「でも俺よりもうまい役者、頭がいい人はいっぱいいるから、まず勝ち目はないので、誰についていくかを考えます。優勝しようなんで考えずに、損はしない程度で」と、現実的なコメント。そして、「まえけんさんだけは敵に回したくないな。この人は人を見る目があるし、悩みも聞いてくれるし、的確」とベタ褒めしていた。
『ライアーゲーム-再生-』、『ライアーゲーム シーズン2』はBlu-ray、DVDともにポニーキャニオンより19日発売！
