ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級75kg級金メダルの村田諒太選手(26)が29日、都内で行われた米映画『アベンジャーズ』(監督:ジョス・ウェドン/配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン)大ヒット記念トークイベントに、同五輪の競泳男子200m平泳ぎ銅メダルの立石諒選手(23)、フェンシング男子フルーレ団体銀メダルの千田健太選手(26)、バレーボール女子銅メダルの狩野舞子選手(24)とともに出席した。
いま、世界で最も観られている“100年に一度の映像プロジェクト”が、ついに日本上陸。8月14日より全国844スクリーンで公開され、オープニング12日間で20億円、動員150万人を突破する空前の大ヒットスタートを記録した。
邪悪な神ロキらによる地球侵略の危機に、“最強”の力を持つ7人のヒーローたちが活躍する同作にちなみ、文字通り最強のメダリストたちが、それぞれ獲得したメダルを首に下げ登場！ のっけから立石選手が、持ち前の明るさで「アベンジャーズにはかなわないけど、僕たちはゴリンジャーズでどうですかね？」と、リップサービスで盛り上げる。対照的に、村田選手は「彼らと闘ったら確実に負けるでしょうね」とクールに言い切った。
それぞれ好きな登場人物については、立石選手が「トニー・スターク役のロバート・ダウニーJrが好きなので、あのパワードスーツが欲しい。豪快な性格が僕にはないので、ないものねだりです」とコメント。狩野選手が「紅一点のナターシャ・ロマノフですね。強くて、色気もあってかっこよかったです」と女性の目線から語るも、本人の色気は「ないものねだりです」と謙遜。これに立石選手が「十分魅力的ですよ」とかぶせて、笑いが起きた。
続いて、村田選手はキャプテンアメリカを挙げたが、「闘ってみたい？」の問いかけには、「機械は勘弁してほしい。アイアンマンとか炎には勝てない。キャプテンアメリカもサンドバッグを引きちぎっていたので、現実的には(勝つのは)厳しい。すべて拒否させていただきます」と、冷静に分析。さらに「僕と同じレベルだったら映画にならないので、(闘うのは)ちょっときついですね」と観客を笑わせた。
「憧れの存在は？」という質問には、立石選手が「中学生の頃から変わらず北島康介選手。ずっと日本水泳界を背負ってるし、ちっちゃい頃からのヒーロー。人間的にもいちアスリートとしても尊敬している。目標です」と、真摯に返答。「これからは立石選手が背負っていく？」と聞かれるも、「まあ、言うてもこの性格ですからね～」と、照れ笑い。これには、村田選手が「チャラいな！」と突っ込んでいた。
「自分を登場人物に例えるなら？」と聞かれた千田選手は、「僕は地味と言われるので、弓矢持ってるホークアイですね。三宅(諒)はお調子者なので、アイアンマン。淡路(卓)は試合で豹変するからハルク。太田(雄貴)選手はまとめ役なので、キャプテンアメリカに近いかな」と、自身だけでなく、フェンシング男子フルーレ団体チームのメンバーで答えてみせた。
その後の囲みでは、プロ転向が噂される村田選手が、そのことについて、「プロに行くのはあり得ないので、今後については職場と相談したい」ときっぱり否定。そして、金メダル獲得後のあまりの多忙さに「まず休みください！」と嘆く場面も。
「プロからオファーが来たのは本当？」という追い討ちにも、「電話はいただきましたけど、まだそういうテーブルにはついていない。オファーの内容も聞いてないし、もしかしたらただの食事の誘いかもしれないし」と答え、将来的には指導者の道に進みたい意向を示した。
また、それぞれ会いたい有名人について聞かれ、村田選手は「ダウンタウンさん。一回だけしばいてほしい」と、人気お笑いコンビから突っ込まれることを夢見る。千田選手は「サッカーもやっていたので、カズ選手(三浦知良)さんですね」、狩野選手は「『Mr.Children』の桜井(和寿)さん」と答え、立石選手は「竹内結子さんに会いたいですね。会った瞬間に汗出ちゃうと思うので、汗拭く人だけつけてもらって、ずっと眺めていたい」とコメントし、最後まで報道陣を笑わせていた。
3D/2Dにて大ヒット上映中！
