人気アイドルグループ『AKB48』の“みちゃ”こと野中美郷(21、チームK)が29日、都内で行われた映画『ひとりかくれんぼ 劇場版-真・都市伝説-』(監督:鳥居康剛/配給:ジョリー・ロジャー)先行プレミア舞台挨拶に俳優・鮎川太陽(21)、演劇ユニット『Girl〈s〉ACTRY』の替地桃子(20)、グラビアアイドルで女優の田中涼子(28)とともに出席した。
09年、川村ゆきえ主演の『ひとりかくれんぼ』、10年、『AKB48』の増田有華主演の『ひとりかくれんぼ 新劇場版』に続く同作で、みちゃが映画初主演。高校の映画部に所属する倉田さくら(野中)と塚本康介(鮎川)は、『ひとりかくれんぼ』という都市伝説の降霊術を題材に映画を撮ろうと部員を集めるが…。
映画初主演を果たしたみちゃは、「この前までコンサートやってて、そっちの気になってたんですけど…」と、東京ドーム3DAYS公演を行った『AKB48』としての活動を振り返るが、「それが終わったとたんにこっちの気持ちに変わって、自分がスクリーンに映って、皆さんに見ていただける日がくるんだなと感動した」と、気持ちはしっかりシフトチェンジ。
そして、「撮影現場は怖いと思っていて、とりつかれたらどうしようとか思っていたけど、学校みたいに愉快な現場で、合間とかも全然怖くなかった」とロケを回想し、「観るのはいまだに無理だけど、ホラーを演じるのはやりがいがある。びびらせてやりたいという悪の心が芽生えました。これから皆さんを恐怖の世界に連れて行きたい」と、ホラー作品らしく挨拶した。
映画初出演の鮎川は、緊張のあまり「鮎川太陽役の…じゃなかった」と言い間違える場面もあったが、「最初から飛ばす感じだけど、ゆっくり楽しんで観ていただけたら」と見どころを。
撮影エピソードについて、今年だけでもホラー映画3作品目という替地が、「いつも伯方の塩を現場に持っていくけど、今回忘れちゃって、コンビニでごま塩を買ったんです。ホテルに帰って、身体にごま塩振りかけたんですけど、そのおかげで無事帰ってこれた」と、独特のお清めに観客も爆笑！
映画部副顧問の陽子先生役の田中は、「私は初めての先生役だったので、ちょっとでもお姉さんらしくしようと思った。みんな凄いうるさいチームで、学校みたいに下ネタ話とかしていたので、私は先生みたいにとがめたりしました」と、現場ではクールに振舞ったよう。そして、「一番最後のほうで怖い感じになるところあるけど、みんな2日間ぐらい通して撮影していたので、死化粧しなくてもいいぐらい疲れていた。最後のシーンのみんなの顔に注目してほしい」とアピールした。
話題が自身のホラー体験に及ぶと、みちゃは「小学校から中学校にかけて霊感があって、給食台の上にいつも座ってた女性が見えていて。それから引っ越して、中学に上がったんですけど、それでもついてきてたんです」と、霊体験を語る。最近の出来事については、「(霊は)見えなくなったけど、地元を友達と歩いてたらスカートめくられたんですよ。振り向いたら誰もいなくて、友達もビクッとしたから何!?とか言われて」と、霊にスカートめくりされたことを告白！
鮎川は「僕とみちゃが、お化け役のタラちゃんっていう子をバックにして一緒に写真を撮ったんです。そしたら、誰も電源に触ってないのにいきなり暗くなった」と、現場での恐怖体験を明かす。
替地は、「高校は男女別学だったんですけど、後夜祭のときに男の人とぶつかったらその人と結婚するという言い伝えあった」と、何のイベントの後夜祭か明言しなかったが、絶妙な話術で観客を引き込み、「高2のときに男の人とぶつかったら、教頭先生だったんですよ！ めっちゃ怖くないですか？ 私、(教頭の妻を)略奪すんのかな？とか思って」と、オチをつけたところでお開きとなった。
9月1日よりワーナー・マイカ・シネマズ板橋他全国順次公開。
