ロンドンオリンピック最終日となる第17日目の12日、男子マラソンが行われ、藤原新（＝ミキハウス、30）、山本亮（＝佐川急便、28）、中本健太郎（＝安川電機、29）の3人がオリンピックに初出場。
中本が2時間11分16秒の6位入賞を果たした。日本勢としては2大会ぶり。山本は2時間18分34秒で40位、藤原は2時間19分11秒で45位に終わった。
ケニア、エチオピア勢がレースを引っ張る中、日本勢は序盤こそ先頭集団～2位集団についていったが、ペースアップについていけず、10キロ過ぎから遅れ始める。20キロ付近では、藤原が10位前後に位置し、中本は20位、山本は32位。
中間点のタイムは、トップが1時間3分15秒のオリンピック記録更新ペースと独走。日本勢は、10位集団に藤原が粘る。
23キロあたりで、藤原のいる10位前後集団に追いついた中本は、集団を引っ張るように先頭で走る。30キロ付近では、その集団から数人がこぼれ、中本と藤原を含む集団が7位に浮上。山本は43位。
34キロ付近では、中本がけん引する集団が、落ちてくる選手を拾いながら6位に浮上。さらに集団が3人に絞られ、35キロ付近で5位に順位を上げ、入賞争いが行われる。藤原は完全に集団から遅れ16位と後退。山本は47位。
中本は40キロ付近では、4位の選手に26秒差と迫ったが、41キロで、逆に後ろの選手に抜かれてしまい、6位に後退。そのままゴールイン。
金メダルは、スティーブン・キプロティク（ウガンダ） 2時間08分01秒
銀メダルは、アベル・キルイ（ケニア） 2時間08分27秒
銅メダルは、ウィルソン・キプサング（ケニア） 2時間09分37秒
