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【ロンドン五輪】新体操団体“フェアリー・ジャパン”12年ぶり決勝進出

 ロンドンオリンピック第15日目の10日、新体操の団体予選2日目の演技を行い、日本代表の“フェアリー・ジャパン”は1日目の「ボール」と2日目の「リボン・フープ」の演技を合わせ、53.025点をマーク。8位で予選を通過し、2000年シドニーオリンピック以来12年ぶりとなる決勝戦へコマを進めた。

 日本チームのメンバーは、深瀬菜月(=秋田ク、神奈川・光明学園相模原高、18)、畠山愛理(=東京ジュニアク、東京・大原学園高、17)、松原梨恵(=ALFA・国士舘大、18)、三浦莉奈(=ウーマンズク、東京・藤村女高、18)、サイード横田仁奈(=ふじしまク・国士舘大、18)、田中琴乃(=日女体大、20)。

 昨年の世界選手権で5位入賞を果たした“フェアリー・ジャパン”は、世界と戦えるという自信を持って、今大会に挑む。その自信が如実に表れたのが、初日の「ボール」の演技。4月のロシア国際で27点台をマークするなど、オリンピックでの上位争いを狙える得点を出している。

 昨日の予選1日目の「ボール」の演技。グリーンと白の衣装に身を包み、ロッシーニの歌劇『セビリアの理髪師』のリズムに乗って、持ち味の軽快な動きを披露。キャッチミスが出やすいのを覚悟の上で、日本は難度の高い片手取りに挑戦。ミスなくこなし、暫定7位につけた。

 2日目の「リボン・フープ」を使った演技には、桜色を思わせる衣装で登場。映画『座頭市』の曲を使い、サムライをイメージした力強い演技を見せる。しかし、リボンがラインを越えるミスやフィニッシュのところで、リボンの下をくぐるという演技をしなかったミスなどで、実施点が1点近く減点されたであろう得点は、26.300。

 予選通過できるかどうかというところだったが、「ボール」との合計点が53.025となり、ギリギリの8位で通過し、決勝進出した。決勝に予選の得点は持ち越さない。

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