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遠藤太津朗さん死去 銭形平次のライバル役を好演

 映画やテレビで悪役、三枚目として活躍した俳優・遠藤太津朗さん(本名・遠藤辰雄)が7日午前6時30分、京都市内の病院で心筋梗塞のため死去していたことが10日、わかった。84歳だった。

 所属事務所によると、遠藤さんは数年前から右足に水がたまるなど体調不良を訴えていたとのこと。昨年7月、大阪・新歌舞伎座で上演された『中村美津子公演』も、体調が万全でないことを理由に出演を断念。今年3月以降は、入退院を繰り返した。

 11日付の日刊スポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、東京中日スポーツ各紙が報じており、遠藤さんは終戦後、地区青年会の演劇部に入り、役者人生をスタート。大川橋蔵さん主演の『銭形平次』(フジテレビ系)で平次のライバル・三輪の万七役や、『京都殺人案内』(テレビ朝日系)で藤田まことさんの上司役を好演した。

 最後のテレビ出演は、藤田まことさんの遺作となった2010年2月放送の同シリーズ最終作。葬儀は近親者で済ませたという。

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