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ラジオなどで活躍した小沢昭一さん死去 黒柳徹子も涙

 俳優・小沢昭一さんが、10日午前1時20分、前立腺がんのため、都内の自宅で亡くなった。83歳だった。

 小沢さんは1998年に前立腺がんが発見され、10年には頚椎に転移。入院せず、放射線治療などを行っていたが、今年8月には猛暑の影響で、体力が落ちたということで入院し、39年間レギュラーを務めたラジオ番組『小沢昭一の小沢昭一的こころ』(TBSラジオ、月~金・午後0時20分~)の出演を見合わせた。

 体力も順調に回復したかのように見え、10月22日に退院したが、小沢さんは自宅で愛妻に看取られ帰らぬ人に。所属事務所は、「最近は体力が落ちた様子だったが、誰も亡くなると思っていなかった」とコメントした。

 11日付の日刊スポーツ、スポーツニッポン、デイリースポーツ、スポーツ報知、サンケイスポーツ、東京中日スポーツ各紙が報じており、小沢さんと50年も親交があった黒柳徹子(79)は10日、『徹子の部屋』(テレビ朝日系、月~金・午後1時20分~)収録後、テレビ朝日で会見を開き、同番組で25回共演した小沢さんを「これほど多い方はいない。うち15回は扮装シリーズといって、私がセーラー服、小沢さんが学生服といった形で(コスプレを)楽しみました」と悼み、「私はつらいけど100歳まで生きて、向こうに行ったら会いたい」と、涙を流した。

 通夜は14日午後6時から、葬儀・告別式は15日午前11時から東京都新宿区千日谷会堂で営まれる。

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