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【ロンドン五輪】競泳男子200M平泳ぎ入江陵介、ロクテ抜き銀メダル!100%出せた

 ロンドンオリンピック大会第7日目の8月2日、競泳男子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、100メートルで銅メダルを獲得した入江陵介(=イトマン東進、22)が、1分53秒78で銀メダルを獲得した。念願だった同種目、北京オリンピック金メダリストのライアン・ロクテ(アメリカ)をかわしたが、伏兵が現れ、2位となった。渡辺一樹(=セントラルスポーツ、25)は6位だった。

「ロクテを破って金メダル」のために4年間頑張ってきた入江。そのロクテは5コースで、6コースの入江と隣同士。渡辺は7コース。スタートから飛び出すロクテ。折り返しの100メートルを入江は2位で通過。渡辺は6位。150メートル通過時点で、入江は一度、3位に順位を落とすが、残り50メートルで、ロクテ、入江、クレアリーの3人がデッドヒートを繰り広げる。入江は追い上げてロクテを抜き、2位でフィニッシュ。

銀メダルを獲得した。タイムは、1分53秒78。優勝はタイラー・クレアリー(アメリカ)で1分53秒41で入江とは0秒37差だった。渡辺は1分57秒03で6位だった。

レース終了後、入江は左のコースの渡辺と握手し、右隣のコースで泳いだいたロクテと抱き合い、健闘をたたえ合った。

レース後、インタビューに応じた入江はちょっと涙声で応えた。
(苦笑いしながら)ありがとうございます。ずっと金メダルを夢見てやってきたので、銀メダルはちょっと後悔はあるんですけど、いろんな人に支えられ、声を枯らして応援してくれる仲間がいる中で泳げたのは幸せです。自分自身、いま出来る100%を出せた。(金メダルを獲得したクレアリーについて、)素晴らしい選手で、「お互い明日はがんばろう」と、話した。高め合える仲間と世界最高の舞台で泳げたことに感謝したい。(最後の追い込みでは、)いろいろ辛かったこと思い出したりしていました。明日からメドレーリレーがあります。競泳は、8日間27人でひとつのリレーをしているようなもの。最後の選手がタッチするまで、27人の選手のリレーは終わらないです。

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