東京国際映画祭、オープニング作品『PERFECT DAYS』に決定。クロージングは『ゴジラ-1.0』

東京国際映画祭、オープニング作品『PERFECT DAYS』に決定。クロージングは『ゴジラ-1.0』

東京国際映画祭、オープニング作品『PERFECT DAYS』に決定。クロージングは『ゴジラ-1.0』(『PERFECT DAYS』©2023 MASTER MIND Ltd)

 10月23日から11月1日まで日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催される「第36回東京国際映画祭」のオープニング作品に『PERFECT DAYS』(監督:ヴィム・ヴェンダース/配給:ビターズ・エンド)、クロージング作品に『ゴジラ-1.0』(監督・脚本・VFX:山崎貴/配給:東宝)が決定した。

 オープニング作品の『PERFECT DAYS』は、今年のカンヌ国際映画祭で主演の役所広司(67)が最優秀男優賞に輝いた話題の作品。東京・渋谷のトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。そんな男の日々に思いがけない出来事がおきる。それが男の過去を小さく揺らしていく。主人公の生き様を丁寧に描いた作品で、監督のヴィム・ヴェンダースの表現力と好演する役所広司が見どころ。
 ヴィム・ヴェンダース監督は「役所広司は僕の笠智衆だ」と絶賛した上で、「今年の東京国際映画祭は私が敬愛する巨匠・小津安二郎監督の死後60年、生誕120年の記念すべき年に開催されるもので、そんな機会に参加できることは私にとっては特別なこと。私の『PERFECT DAYS』がオープニング上映されるというのはこれ以上ない誇り」と喜びを話す。

東京国際映画祭、オープニング作品『PERFECT DAYS』に決定。クロージングは『ゴジラ-1.0』
『ゴジラ-1.0』©2023 TOHO CO., LTD.

 クロージング作品の『ゴジラ-1.0』は、1954年に第1作が公開されてから、日本のみならず世界中を魅了してきたゴジラ作品。ゴジラ70周年記念作品でもある『ゴジラ-1.0』が、公開前唯一の一般向けの世界最速上映として東京国際映画祭の終幕を飾る。戦後、無(ゼロ)になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラがこの国を負(マイナス)に叩き落す。史上最も絶望的な状況での襲来。日本はどうやって困難に立ち向かうのか。
 山崎貴監督は「(11月3日の全国公開を前に)たった一度だけと決まった一般上映を、伝統ある東京国際映画祭で行えるというのは運命を感じるし、とても光栄なこと」とコメント。東京国際映画祭の市山尚三プログラミング・ディレクターも「『ゴジラ-1.0』は初代ゴジラに当時の製作者たちが込めた精神を引き継ぎつつ、様々な点において山崎監督の果敢なチャレンジが見て取れる素晴らしい作品。この作品を世界に先駆けてクロージング作品として東京国際映画祭で上映できることは大きな喜び」と話す。

【作品概要】
○オープニング作品『PERFECT DAYS』
監督:ヴィム・ヴェンダース
出演:役所広司、柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和
配給:ビターズ・エンド
公開:2023年12月22日より全国で

○クロージング作品『ゴジラ-1.0』
監督・脚本・VFX:山崎貴
配給:東宝
公開:2023年11月3日より全国で

広告