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SMAPキムタク4度目の大トリに前に進む力!稲垣吾郎指摘に一歩出て釈明

 『第62回 NHK紅白歌合戦』リハーサル2日目が30日、東京・渋谷NHKホールで行われ、人気アイドルグループ『SMAP』が囲み取材に応じた。

 7年連続19回目の出場となりすっかり常連の『SMAP』。『SMAP AID 紅白SP』で4度目の大トリを飾ることとなっている。

 木村拓哉(39)が先陣を切って入ってくると、稲垣吾郎(38)、香取慎吾(34)、草なぎ剛(37)、中居正広(39)と続き5人勢ぞろい。木村は「2011年は本当に日本としても世界的にもいろいろ考えるべきタイミングだったと思う。震災があり、オープニングでも『嵐』のみんなも言っていましたが、傷ついてしまった人たちに前に進む力を与えられるなら全力でやりたい」と、意気込む。

 4度目の大トリには「今年(SMAPが)20周年で紅白の大トリがやれるということは、すごいということを自分たちがよく知ってる。最後が締まるように、印象づけられるようにしたい」と、木村から思いを。

 稲垣も、「一人ひとりが考えさせれられて、自分の立場や仕事を見つめ直す時間だったと思う。僕らができることは、歌ったり、踊ったり、お芝居をしたりのエンターテインメントのことだったけど、最後の締めくくりのエンターテインメント番組に出演できることは、恐縮だと思います」と、真剣な眼差し。「命の大切さや、心はつながっていることが分かったりして、『オリジナルスマイル』が大切で、勇気や、癒やしを与えられたら」と、力を入れる。

 香取は迷っていたそうで、「震災直後に歌を歌っていいのかという状況だったけど、日本中の皆さんのおかげで紅白が始まり、自分たちが最後に歌わせてもらえるということで。自分たちが20周年というのが背中を押してくれた。最後に僕らSMAPの気持ちが伝われば」と、日本中からの声援があったからこそと、感謝した。

 草なぎは、絆を感じた年だったようで、「一つになることの大切さを感じた。視聴者のみなさんに響く演出になっている。明るい未来に向けて、少しでも元気になってもらえるように、あしたは目いっぱい歌いたい」と、前を向く。

 リーダーの中居は、「みんなが言いたいことを言ってくれた」と、目を細めていたが、『SMAP』20周年ということで、「節目とはいえ、まだまだ歩いていきたいし。5人でいたい。その思いをあらためて考えさせる年になった」という。

 なお、『オリジナルスマイル』では、『SMAP』初の客席に降りてのパフォーマンスもあるが、木村は「昔、デビューする前に客席で先輩の手旗を振ってたことがある。後ろの頭しか映ってなかったけど」と、感慨深げ。

 この演出に稲垣は、「1つになるってテーマです。お客様の中でやるということは一体感が出てつながってくると思う。僕でもできるし」と、満足げな顔だったが、ここで報道陣から、リハーサルで稲垣の手の振り方について、「逆でしたね」とするどいツッコミが。すると、稲垣は、一歩前に出て、手を振りながら、「あれは基本的にはどっちでもいいんです!」と、釈明する一幕も。中居が「いいんです、本番では直りますから」とフォローを入れれば、木村も「傷つくんですよ」と、“援護射撃”の手を緩めずにかばうことに。そこで、稲垣は、「テレビの前でも、ラジオの前でも(手を振るのは)右からです」と、キッチリ修正することを誓っていた。

 最後に、木村から「今年だからこその紅白歌合戦だと思う。やる側ではなくて、見る方の立場に立った演出。それが、中継とかににじみ出ている。少しでも笑顔になって、見てくださる人の力になれるよう、アーティスト、スタッフ全力なんで、ぜひ見ていただいて、素敵な新年を迎えていただければ」と、まとめていた。

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