いよいよ今週末の5月29日に迫った『第83回日本ダービー』（東京競馬場・芝2400ｍ）。TVではCM放送が流れ、スポーツ新聞や競馬新聞、ネットニュースなどでは出走馬の状態や予想などが報じられるなど、“ダービーウイーク”は盛り上がっている。
正式名称を『東京優駿（とうきょうゆうしゅん）競走』といい、1932年（昭和7年）にイギリスのクラシック競走であるダービーステークスを範として創設された日本で最も古くから同一条件で開催されている競走の一つ。春の皐月賞、秋の菊花賞とともにクラシック三冠競走と呼ばれている伝統的なレース。
出走資格は3歳の牡馬・牝馬（前週に『オークス』（優駿牝馬）があるため、出走することはまれ）の競走馬のみ。実質的には、日本の3歳牡馬の代表決定戦だ。しかも馬だけではなく、騎手にとっては本競走を制すと晴れてダービージョッキーの仲間入りを果たすことができるという日本の全てのホースマンが憧れる最高の舞台だ。
そこで、JRA（日本中央競馬会）では、この日本ダービーを盛り上げるべく“ダービーウイーク”の5月23日～29日の期間、渋谷駅の東急百貨店東横店西館2F連絡通路付近で、伝説の怪物馬「オルフェーヴル」の等身大模型に騎乗体験できたり、勝利ジョッキーとして、新聞の号外風パネルでの記念撮影や「ジョッキー力検定」などが体験できるイベントを開催する。また、「日本ダービー」の看板の題字が熊本県熊本市出身の書道家・武田双雲（40）によるもの。
23日午前11時のイベント開始前から、子供さんに手を引かれた親子連れ、「UMAJO」に男性同士、カップルなどさまざまな人がスポット前で記念撮影を楽しむなど、早くも大人気。
騎乗体験できるオルフェーヴルは、2011年の第78回日本ダービーで優勝。同年、皐月賞と菊花賞を制し、史上7頭目のクラシック三冠馬となった。という戦績もさることながら、一度走るのをやめてから再度追い込んで2着になるなど、まさに規格外の怪物であると同時にヤンチャなエピソードにもこと欠かな。
その隣にあるのが、「勝利ジョッキーの気分を味わいながら、新聞の号外風パネル」で記念撮影できる。パネルの右側には昨年度優勝馬「ドゥラメンテ」と騎手の写真があり、タイトルと文章が添えられている。左側の枠スペースの中に、ジョッキー服を着て入り撮影することにより、勝利ジョッキーとして号外に載ったような写真を撮ることができる。
裏側に回ると、新しく登場した「ジョッキー力検定」が！これは、体験者は馬の背中を模した台にまたがり、上から落ちてくる鞭を掴むという反射神経を試すゲーム。鞭の掴んだ位置でジョッキー力を計測、持ち手に近いところをつかめばつかむほど優秀ということになる。評価は4段階。
鞭の最先端なら「ある意味スゴイ・・・・シマウマ」
鞭の上半分なら「のんびり乗馬タイプ・・・ポニー」
鞭の下半分なら「才能アリ！？・・・サラブレッド」
持ち手部分なら「ジョッキー力最大級・・・優勝馬」
参加者の足先までを動画で撮影。鞭をつかんだ瞬間の画像を選択し、 ジョッキー力の結果に応じた馬種（シマウマ、ポニー、ダービー馬）と合成。画像はQRコードからダウンロードと馬券サイズのシールにプリントアウトし、手渡される。
■第83回 日本ダービー 渋谷駅イベント
期間：2016年5月23日～29日
時間：12時～20時（29日のみ10時～18時）
場所：東急百貨店東横店西館2階 サンプリングスペース
内容：◆日本ダービーの開催案内 ◆号外風の造作による記念撮影 ◆ジョッキー力検定による撮影＆ステッカー配布
主催：日本中央競馬会
