女優・薬師丸ひろ子が1日、東京・渋谷のヒューマックスシネマ渋谷でアニメーション作品『シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島』(監督:宮下新平/配給:イオンエンターテイメント)完成披露上映会に声優・村中知、『Seventeen』モデルで声優初挑戦となる田辺桃子、俳優・鹿賀丈史、日本アニメーション代表取締役社長の石川和子氏が登壇した。
日本アニメーション40周年記念作品。子どもたちも知っているアラビアンナイトのシンドバッドをモチーフにした大冒険活劇。『未来少年コナン』など名作を手がけてきた日本アニメーションと『Stand by me ドラえもん』で感動を巻き起こした白組がタッグを組み作る作品となる。3部作として制作されており、第2部が12月、第3部が来年3月公開を予定している。
薬師丸は本作で35年ぶりに声優として作品に出演。シンドバッドの母親・ラティーファ役で、船乗りになる息子を見送るという感情がたっぷり漂う演技で魅せるが、「アフレコという作業は普段自分が演じるところに自分の声を乗せることはあるんですけれど、今回、自分と違う人物に声を乗せているので大変難しい作業でした。キャラクターの個性であるとかそこでできあがってしまう」と、気を引き締めて臨んだよう。
さらに、アフレコ中のことについて、「楽しい作業でしたがとても難しいと思うところを、村中さんに助けて頂きました。なんかすごい心強くて、何度もご一緒に付き合っていただいたりして頂いて感謝しています」と、村中へ笑みを向けると、村中は恐縮気味に照れ笑いだった。
また、薬師丸は、劇中歌『わたりどり』を歌唱しており、アカペラで流れるシーンもあるが、「曲を聴かせていただいたときに、大きな世界の歌だなと思いました。大海の夜空の星を見あげながら、旅をしていくというイメージを持ちました。歌のメロディーに合わせて子供を送り出す気持ちとかが伝われば」と、思いを語っていた。
アニメーション『シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島』は4日より全国ロードショー!