女優・小芝風花(18)と俳優・瀬戸康史(26)が6日、東京・新宿花園神社で主演舞台「Dステ17th『夕陽伝』」(東京は10月公演、大阪は11月公演)公演成功祈願に、脚本・末満健一、演出・岡村俊一、俳優・宮﨑秋人(24)、池岡亮介(19)、遠藤雄弥(28)、山本亨(54)、鈴木裕樹(31)とともに出席した。
花園神社は芸能の神様も祀られており、ヒット祈願などで、芸能人が参拝に訪れたり、ヒット祈願のイベントを行ったりすることで知られている。
初舞台の小芝は、「何回か舞台を見学させて頂いていて、いつかは出たいと思っていたんですが、こんなに早く舞台に立てる機会をいただけると思っていなかったので、本当にビックリしました」と、驚きを隠せない様子。
脚本の末満氏は、「古事記知らなくても楽しめる古事記を目指したい。この日本という国を若い人たちが今一度、思いを馳せる一助となれば」と、思いを。
演出の岡村氏は、「演出は考え中です」としながらも、台本には「イクサ」と、いっぱい書いてあるそうで、殺陣のシーンばかりか、「小芝さんが空をとぶと思います」と、ワイヤーアクションの予告も。すると、瀬戸が、「ほうきで?」と、デビュー作『魔女の宅急便』のキキ役を連想してツッコむと、笑いが。
殺陣シーンについて、「ずっとやってみたいと思っていた」そうで、ポスター撮影の時に、「剣を握ってテンション上がりました。ずっと、一人で振り回してました」というほど。
瀬戸から、初舞台の小芝に、「稽古は長くなると思うので、ごはんは持ってきたほうがいい」と、和ませるアドバイスを。さらに印象について、「僕は信頼している役者さんですし、目の輝きとかパワーがすごいので、それに負けないように頑張る。可愛らしい感じなんですけど、芯にあるものはものすごく太くて、ドンと構えている。いいかたあれなんですけど、男らしい役者さんなのかなと思ってます」と、絶賛した。
一方、小芝は、「テレビで拝見させてい頂いているんですけど、役的に怖い方と思っていたら、すごく気さくに話しかけてくださるお兄さんだなと思って。よろしくお願いします」と、語ると、「初めてのことだらけなので、みなさんにご迷惑をおかけすると思うのですが、精一杯、全てのことに頑張りたい」と、謙虚に語っていた。
最後に小芝は、「初めて台本読ませていただいた時に、すごく感動したんです。なので、まだ初挑戦なので至らないところ多いと思うんですが、はじめて台本読んで、ハッ、すごい感動したという気持ちを観てくださったお客さんにも感じていただけるように、お稽古から精一杯頑張りたいと思っています」と、決意を語った。
■出演
俳優・瀬戸康史(26、男性俳優集団D-BOYSのメンバー)、宮﨑秋人(24、若手俳優・アーティスト育成システムのグループ『p.o.t challenge』のメンバー)、女優・小芝風花(18)、俳優・鈴木裕樹(31、男性俳優集団D-BOYS)、荒井敦史(21、男性俳優集団D2およびD-BOYSのメンバー)、池岡亮介(21、男性俳優集団D2およびD-BOYSのメンバー)、前山剛久(24、若手男性俳優集団D2のメンバー)、高橋龍輝(22、若手男性俳優集団D-BOYSのメンバー)、中山義紘(25、俳優集団劇団Patchのメンバー)、三好大貴(22、劇団Patchのメンバー)、遠藤雄弥(28、若手男性俳優集団・D-BOYSの元メンバー)、俳優・山本亨(53)
■STORY
大和朝廷の時代。政治を取り仕切る豪族の長・凪大王(なぎのおおきみ/山本亨)は最愛の妻を亡くしてから心を病み、摂政・猿美弥(えみや/遠藤雄弥)まかせになっていた。その大和の大王の子供として生まれた兄弟、海里(かいり/瀬戸康史)と都月(つづき/宮﨑秋人)、猿美弥の娘で幼馴染の陽向(ひなた/小芝風花)。天真爛漫、自由のない宮中生活を嫌い、外の世界を見て回りたいと願う海里。対して、都月は生真面目で書物や草花を愛する温厚な性格ながら、兄に嫉妬にも似た劣等感を抱いていた。正反対の2人と活発な陽向は、喧嘩しながらも仲良く暮らす平和な日々。互いを思いやる友情はいつしか淡い恋心となり、陽向を想う都月、それを知り自分の気持ちを内に秘める海里、そんな海里を慕う陽向とそれぞれの想いは交錯していく。
それから5年、陽向が熊曾の真多羅王子(まだら/鈴木裕樹)と政略結婚することに。海里は反対するも、国の為と猿美弥に説き伏せられる。「海里があたしを連れて逃げてくれる?」と聞く陽向に、都月を気遣い、応えることの出来ない海里。婚礼の儀の最中、海里が刺客に襲われる。追いつめられた海里を助けたのが宮中の片隅にいた黒づくめの男、真多羅の御衛である毘流古(ひるこ/池岡亮介)だった。そして血にまみれた婚礼は、海里たちの思いに反して終わりを迎える。
そんな彼らにもたらされたのは陽向の死という突然の悲報。あの時、兄上が連れて逃げていれば…、都月に責められ打ちひしがれる海里。そこへ大王が姿を現す。苦悩し陽向との再会を願う海里に、凪は死者と会える黄泉国について語り出すのだった。父により新たな激動の渦へと巻き込まれた海里と都月は、それぞれの想いを胸にやがて対峙の時を迎える―
■日程/会場
東京公演 2015年10月22日(木)~11月1日(日) サンシャイン劇場
大阪公演 2015年11月21日(土)~11月22日(日) 森ノ宮ピロティホール
■チケット
一般発売:2015 年8月8日(土)午前10時より発売開始
■料金:7800円(全席指定/税込)※未就学児入場不可
■販売:各プレイガイド ほか
■企画・製作:ワタナベエンターテインメント
■公演に関するお問合せ:03-5410-1885(平日 11:00~18:00)