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声優・池田秀一「ガンダム THE ORIGIN」の役はオーディションで!“通常の3倍速い”上映会でトーク

声優・池田秀一「ガンダム THE ORIGIN」の役はオーディションで!“通常の3倍速い”上映会でトーク
「THE ORIGIN」上映会が開催!(左から安彦良和総監督、潘めぐみ、池田秀一、沢城みゆき、喜山茂雄、澤田かおり)

 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 赤の決意 哀しみのアルテイシア』プレミア上映会イベントが17日、東京・豊洲PITで開かれエドワウ・マス役の池田秀一、セイラ・マス役の潘めぐみ、ランバ・ラル役の喜山茂雄、クラウレ・ハモン役の沢城みゆき、劇中歌を披露する澤田かおり、漫画原作の著者でもある安彦良和総監督が登場した。

 人気アニメーション『機動戦士ガンダム』にキャラクターデザインとアニメーションディレクターとして参加した安彦良和氏が漫画家として新解釈を加えて描き累計1000万部を売り上げた大ヒットコミックス『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』をアニメ化。シリーズ人気キャラクターのシャアとセイラ兄妹の過去から、ジオン独立戦争の開戦に至る物語が描かれる。今年2月28日にその第1弾『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』が公開され話題となった。

 会場入口にはジオン・ズム・ダイクン像や第2話本編原画の展示など貴重な資料の数々。さらには、劇中の『CLUB Eden』がステージ上に再現され、開演前にもjazzyな音楽が流れるどこか大人な雰囲気。それに合わせて、登壇したキャストらもシックな衣装で登場となった。

声優・池田秀一「ガンダム THE ORIGIN」の役はオーディションで!“通常の3倍速い”上映会でトーク
ラベルなどにも趣向が凝らされることに

 上映前に池田は、「キーポイントになる作品。世界最速、“通常の3倍速い”上映会なのでゆっくりご鑑賞ください」と、名台詞とともに観客に呼びかけて沸かせる。そして上映がスタートとなったが、終了した瞬間、観客の期待に応えた出来だったのか、場内は拍手で沸き返った。

 安彦総監督からは拍手を受けスタッフを代表してお礼などがあった後、キャスティングの話題へ。

声優・池田秀一「ガンダム THE ORIGIN」の役はオーディションで!“通常の3倍速い”上映会でトーク
ジオン・ズム・ダイクンの像

 池田は、「エドワウ・マスというところから始まって、シャア・アズナブルにつなげてみたいという気持ちがあって、自分から志願してエドワウのオーディションに出させて頂きました。年齢的にも無理があるかなと思っていたんですが、なんとかやってもいいよということでやらせて頂きました。一応頑張りました」と、お茶目な口調で裏話を話すことに。

 それでも、安彦総監督としては不安があったそうで、「今年2月の上映会のときに(キャスバル・レム・ダイクン役の)田中真弓は成長したら池田秀一になるんですと言ったんですけど、不安もあったんです。シリアスに言うと私もそうですが、池田さんも老けたなと思っていて」と、35年という歴史を感じさせるコメントも。しかし、その安彦総監督の心配も杞憂だったようで、1ヶ月酒断ちをしてアフレコに臨んだという池田の演技は「よかったなと思っていたんです」と、納得のものだったという。

 ただし、池田としては、「(エドワウが)なんか友達になってくれないんです。認知してくれなかった」と、どこか心に引っかかりがあったよう。そんなとき、ほかのキャストのアフレコを見て、「飲んでる時にもう1回やりたいと思って、2回やらせていただいたんです」と、もう1度エドワウのアフレコを希望したのだとか。

 実は本作で使われているエドワウの声はその2回目に録ったものだったそうで、安彦総監督は、「音響監督さんから、『池田さんがもう1回やりたいと言って聞かない』とあって(笑)。1回目も良かったですけど、間違いなく1回目よりも良くなりました」と、その仕事に絶賛。沢城も、「恐縮にも生で、シャアになる前のお声を聞いたんですけど、圧倒的存在感とはこれかと思って贅沢な仕事だなと思って」とうなずくと、喜山は、「カッコイイ!背中で語る男!」と、思いの丈を話していた。

 さらに、本作には幼少のアムロ・レイが登場するが、池田は、「古谷(徹)さんが『エドワウやるの?じゃあアムロやる』って言って」と、乗って来たのだとか。安彦総監督は、「マンガの原作ではセリフがないんです。古谷さんの声が欲しいと思って、声あってだなと思いました。『デビュー当時を思い出してやってください』と言って」と、指導したことを話すと、池田は「『僕はオーディションを受けなかった』と言ってました」と、暴露し観客の笑いを誘うことも。

 ほかにも、潘は自身の母で声優・潘恵子を通じて池田とは交流があったエピソードを話しだし、「この仕事を始める前から池田さんに守って頂き、手を引っ張って頂き、追いかけるというか、池田さんとの関係が、どこかキャスバルとアルテイシアだなって」と、尊敬の眼差しを向けると、池田は、「高校生のときに会ってまさか10年後に妹のアルテイシアをやってくれるなんて」と、目を細める。そこに沢城が「なんかイチャイチャしてるわね(笑)」と、ツッコむと潘は「すいませんイチャイチャしてしまって(笑)」と、ほんわかトークが繰り広げられる一幕もあった。

 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 赤の決意 哀しみのアルテイシア』は31日より11月13 日まで2週間限定で全国15館にてイベント上映!

 ■「哀しみのアルテイシア」STORY
 宇宙世紀0071年。サイド3、ムンゾ自治共和国を脱出して3年。
 ジオン・ズム・ダイクンの遺児であるキャスバルとアルテイシアの兄妹は、ジンバ・ラルと共に地球に逃れ、テアボロ・マス家に身を寄せており、エドワウとセイラという名で平穏に暮らしていた。だが、彼らを追うザビ家の魔の手が、再び迫りつつあるのであった…。
 そのころ、サイド3はジオン自治共和国と国名を変え、ザビ家が実権を掌握し、支配体制を固めつつある一方、地球連邦軍に対抗するための新兵器、モビルワーカーの開発に着手していた――。

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安彦良和総監督
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