『「現代用語の基礎知識」選 2014ユーキャン新語・流行語大賞』表彰式が1日、東京・有楽町の東京會舘で開かれトップテンにノミネートされた『ダメよ~ダメダメ』について、解説がなされた。
これは女性お笑いコンビ『日本エレキテル連合』がネタとして披露し、大ブレークとなった。
■以下『「現代用語の基礎知識」選 2014ユーキャン新語・流行語大賞』内での解説
戦後も70年を迎えようとしちえるのに日本人はやっぱり相変わらず日本人で、NOときっぱりいえないというか、はっきり言わないで済ましましょうという人間関係。
いきなり「ダメよ!」とでも言おうものなら、相手は驚いて「号泣」し始めないとも限らない。そんな昨今だからと、そこまで気を使う細やかさが日本人のたしなみなのかどうかは知らないが、そんなユルい空気だからリベンジポルノがネットに流れたり、公の議会でセクハラやじが横行するのかもしれない。あげくの果てが、「壊憲」と言われる7月の閣議決定。「ダメよ~ダメダメ」と高まる声を前にして、「いいじゃ~ないの~」とするすると受け流して、気がついたら憲法が解釈だけで変更されてしまったのだが、この国では、争点をしっかり掲げて投票でハッキリさせようなんて決定方法がありえないんじゃないかと思えて、こりゃあ号泣したくもなる。
そんな日本の不条理な現実を、最高にシュールなコントで「大爆笑」に変えてくれたのが、「細貝さんと朱美ちゃん」こと、今年一番の人気コンビ、日本エレキテル連合であった。