歌手の小林幸子（60）が11月17日、東京・千代田区の日本武道館で『50周年記念 小林幸子 in 武道館 ～夢の世界～』を開催した。
歌手人生50周年コンサートツアーの締めくくりの舞台は、自身初となる念願の日本武道館。登場するなり10メートルにもなるドレープのドレスで宙吊りになり観客を沸かせると、NHK紅白歌合戦でも使用した3つの巨大衣装を投入。代表曲『おもいで酒』や“ボカロ曲”『千本桜』など全27曲を披露し、2時間半にわたるコンサートを成功させた。
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小林は涙ぐみながら「あー、嬉しい！」と喜びを爆発させながら「9歳の時にスカウトされ、あれから50年。こうして半世紀歌ってこれたのもファンのみなさん、支えてくださっているみなさまもおかげです」と深く感謝。笑顔になり「明るく、楽しく、華やかに、最後まで全力で歌わせていただきます。最後まで派手に」と力強く宣言した。
最近では『ニコニコ動画』での活躍や、コミックマーケットにも参加。この日も集まった6500人の観客の中にも若い人の姿も目立っていた。紅白でのド派手な衣装から“ラスボス”と呼ばれているが、ニコニココーナーでMCをつとめる百花繚乱から呼び込まれると、2010年の紅白で使用した巨大鶴『母鶴』で登場。『紅一葉』を歌い終えると、『千本桜』の熱唱とともに吹き出すスモーク。幅13メートル、高さ8メートル、重さ1トンの巨大衣装が展開され、背景に投影された視聴者からのコメントも記念すべきステージを盛り上げた。
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アンコールでは1993年衣装『ペガサス』（幅14メートル、高さ8メートル）、2006年衣装『火の鳥』（幅12メートル、高さ8.3メートル）を惜しげもなく連続投入し、“ラスボス”にふさわしい威容を誇らせた。
