“ハマステ”の愛称で親しまれている舞台『ハマトラ THE STAGE -CROSSING TIME-』(演出:加藤真紀子)24日、東京・六本木の俳優座で無事全12回の公演の千穐楽を迎えた。
7月から始まった第2期となるアニメ『Re:␣ ハマトラ』(総監督:岸誠二)放送も佳境を迎えており漫画・ゲーム・アニメが同時展開している『ハマトラ』の実写舞台。
2014年横浜が舞台。『ハマトラ』と呼ばれているナイスとムラサキは“ハマのトラブルシューター”として喫茶店「カフェノーウェア」を拠点に探偵業を営んでいた。彼らは人知を超えた超常的な能力「ミニマム」と呼ばれる特殊能力者を持った「ミニマムホルダー」として、同じくミニマムホルダーが起こした事件などを仲間とともに解決していく。そんなある日、2人の幼なじみで警察官・アートから「横浜で銃を使った殺戮が行われる。ナイス、君たちの力を貸して欲しいんだ」と連絡が入り――。「あと2時間」をキーワードにリアルタイム性のあるクライムサスペンスな舞台が展開する。
開演5分前から舞台に関係した映像が上映され一気に世界観に引き込まれる作り。マオからは注意事項などの説明があるが、「本物の“夢”が飛んできます!」と予告があり、舞台では実際にキャストが客席に紙飛行機を投げ入れるというサービスも。
アニメ1期を観ていたファンにはどのあたりの時系列かもそれとなく分かるようになっている上、キャラクターたちもアニメで描き切れなかった部分を掘り下げて提示しており、キャラクターの新たな魅力を楽しめる。逆に観ていない人にはキャラクターたちがアニメではどう暴れるのかにも興味を持つきっかけになりそうだ。
本作実写化で1つの注目ポイントとなるミニマム能力の描き方は音と光、照明の演出などを駆使して疾走感のある感じに。それだけでなく、歌唱やダンス、殺陣とテンポよく作中に散りばめられており、観る者を飽きさせない工夫が見られることとなった。
本サイトではゲネプロの様子(参照記事:舞台「ハマトラ」ゲネプロ開催で仕上がりに感涙するファンも!“愛”飛び交う演出)をお伝えしたが、さらなる未公開写真をお蔵出し!
■舞台版ストーリー
2014年、横浜。
カフェ・ノーウェアでハマのトラブルシューター『ハマトラ』ナイスのケータイ電話が鳴った。
「横浜で銃を使った殺戮が行われる。ナイス、君たちの力を貸して欲しいんだ」
警視アートからの不思議な依頼。同時多発する拳銃事件、奇妙な配達物、連続殺人、おかしな大人、消える現金、チカラの対価、鳴り止まないはじめのお腹、疾走するムラサキ。
バラバラのピースが重なり始める時、一人の男へとたどり着く。
キーワードは「あと2時間」リアルタイムノンストップ推理アクションの幕が開く!
■キャスト
ナイス役・高橋健介
ムラサキ役・黒藤結軌
はじめ役・高橋紗妃
バースデイ役・大島崚
レシオ役・髙﨑俊吾
コネコ役・酒井蘭
ガスケ役・金井祐介
マオ役・田中稔彦
モラル役・五十嵐啓輔
アート役・栩原楽人
(アンサンブル)小林照平、板橋康人、工藤陸、大沢初命、杉本康輔、鈴木悠太、楳本修平、幡野智宏、祈織、清水仁美、舟山夏妃、山崎未帆
公式HP:http://hamatora.eigeki.jp/
©カフェノーウェア/ハマトラ製作委員会
©HAMATORA STAGE PROJECT