
『ガンダム Gのレコンギスタ 特別先行版』(配給:東宝映像事業部)舞台あいさつが24日、東京・新宿ピカデリーで開かれ、ベルリ・ゼナム役・石井マーク、アイーダ・スルガン役・嶋村侑、ルイン・リー役・佐藤拓也とともに、富野由悠季総監督が登壇した。
『機動戦士ガンダム』を生み出した富野総監督が『∀ガンダム』より約15年ぶりにガンダムのテレビアニメシリーズに携わるものでその1~3話までを劇場で先行上映するもの。宇宙世紀が終焉し、技術の発展がタブーとなった世界のリギルド・センチュリー(R.C.)を舞台に、軌道エレベータのるキャピタル・ガード候補生・ベルリと謎のモビルスーツ・G-セルフを操るアイーダ・レイハントンを名乗る宇宙海賊の少女が出会ったことから、世界全体を揺るがす物語へと発展していく…。
上映前にキャストらが登壇。いまの心境を問われた石井は、「きのうの初日から思っていることですが、たくさんの方に観に来て頂けるのはすごいことだなと思っていて、これからどうやってベルリを頑張って行かなきゃいけないのか考えるきっかけになりました」と、程よいプレッシャーになったよう。
見どころについて、嶋村は「2話のあるシーンをオーディションのときに読ませて頂いて、あーでもないこーでもないというのをやっと吐き出せたというシーンがあります」と挙げると、石井もそれにうなずきつつ本作が初のレギュラー作品となることを踏まえて、「それだけの気持ちと気合を持って臨んだのですが、1話の出だしの部分です」と、力を入れる。佐藤は、「僕らが子供のころ見ていたアニメはこうだったよなというのがあって、どこか懐かしさを感じることがあったんです。若い人たちにも、こういう愉快なアニメがあるんだというのがわかって頂ければ」と、懐かしさを込めてコメントした。
アフレコ現場についても質問が寄せられることとなり、石井は、「第1話から僕はご指導を受けまして(苦笑)。初めてやらせていただくので、本当にどうしたらいいのか分からない部分があって、少し臆していた部分があって、技術面のことも含めて声がでない部分があったんです。そうしたら、富野総監督から『腹から声出せ!』と言われて、『ひぃー』となりました(苦笑)」と、一喝されたのだとか。
それでも、石井は「やっぱり技術面とかに関しては、どうあがいてもこれからやっていかなきゃいけないし、頑張らなきゃいけないところだけど、立ち向かっては行けるかなと思っています。そういうことがあったとしても、負けることなく、体当たりで富野総監督についていければなと思っています」と食らいつく姿を見せ、このことをMCが富野総監督に問うと、「現場のことは一切覚えておりません」と、ニヤリと笑み。
一方の嶋村は、「富野総監督はアフレコが終わった後にいつもヒントというかアドバイスをそっと示してくださいます。言葉じゃなくて方をポンと叩くとかですね」と、ジェスチャーつきで表現していた。
本作のテレビ放送先行イベント上映は9月5日まで全国劇場にて!
※富野由悠季総監督にフォーカスした記事はコチラ(富野由悠季総監督「ガンダム Gのレコンギスタ」へ“富野節”連発!大人にはとても痛い作品?【舞台挨拶ほぼ全文】)
■STORY
宇宙移民と宇宙戦争の歴史となった宇宙世紀が終焉し、しばらくの刻が流れた。新たな時代、リギルド・センチュリー(R.C.)を迎えた人類の営みと繁栄は、平和と共にこのまま続いて行くものだと思われていた。
R.C.1014年。地上からそびえ立つ地球と宇宙を繋ぐ軌道エレベータ、“キャピタル・タワー”。地球上のエネルギー源であるフォトン・バッテリーを宇宙よりもたらすが故に神聖視された場所。そこを守護するキャピタル・ガード候補生のベルリは、初めての実習の最中、謎のモビルスーツ・G-セルフの襲撃を受ける。作業用モビルスーツのレクテンで交戦したベルリはG-セルフの捕獲に成功する。
だが、G-セルフと操縦者アイーダ・レイハントンを名乗る宇宙海賊の少女に何かを感じるベルリ。そして、特定条件を満たさなければ起動しないG-セルフがベルリに反応を示す。
宇宙海賊とアイーダの目的、G-セルフに選ばれたベルリが辿る運命、その果てに待ち受けるリギルド・センチュリー全体を揺るがす真相とは――。全てはレコンギスタの始まりに過ぎなかったのだ。

















































