メジャーリーグ、ヒューストン・アストロズの内部情報がインターネット上に流出したことがわかったと、NHKが2日に報じた。
今シーズンの開幕前、アストロズがニューヨーク・ヤンキースのイチロー選手(40)の獲得を持ちかけられたとされているが、アストロズのゼネラルマネージャーは、「流出した情報すべてが正確というわけではない」と話しているという。
アストロズによると、今年5月、球団のパソコンに保存されていた選手の移籍に関する他の球団幹部とのやり取りなどが、インターネット上に流出したとのこと。アストロズが去年6月から今年3月にかけて、91人の選手の移籍について23球団とやり取りした記録で、その中にはイチロー選手についての記述も見られたという。
記述では、開幕前の3月18日にヤンキースの幹部が、イチロー選手の推定年俸約6億5000万円のうち4億5000万円を負担する形で、アストロズに2億円での獲得を持ちかけたとされている。
アストロズのルノーゼネラルマネージャーは、「非常に不幸な状況だ。流出した情報すべてが正確というわけではない。これは違法な行為で、関与した何者かを見つけ出し訴えるつもりだ」と話しており、メジャーリーグ機構を通じてFBI(連邦捜査局)に捜査を依頼したことを明らかにした。
