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Tokyo Designers Weekで話題!女優“椎名まり”のボサノバユニット「l’avion」

Tokyo Designers Weekで話題!女優“椎名まり”のボサノバユニット「l'avion」
ボサノバユニット「l’avion」
 毎年秋に東京・青山を舞台に開催される国際的なクリエイティブイベント「TOKYO DESIGNERS WEEK」。そこに出演し注目を浴びたのは、ジャズ、ブラジル、ソウル等多種多様なルーツミュージックを卓越したテクニックと現代的なセンスで美しい日本語ポップスに昇華させ、オーガニックな空間を演出した「l’avion(ラヴィオン)」だ。

 彼らの楽曲『asa』が現在、話題の音楽サービス「Frekul(フリクル)」にて期間限定で無料配信されている。

 爽やかな朝へ目覚めさせるような、情感豊かで繊細なギタープレイから始まる楽曲『asa』は、タイトル通り朝にピッタリ。揺れるカーテンから漏れる光を当ててくれるような椎名まり(Vo.)の歌声が重なると、起きたての体をゆっくり伸ばしながら、淹れたてのコーヒーを呑みたくなる。2人が醸しだす“優しく包み込むポップサウンド”は、少し寒い日の朝に体に掛ける薄手のブランケットのようにちょうど温かく、とても気持ちが良い。

 2011年から活動を開始し、同年にファーストミニアルバム「l’avion de blue」をリリース。翌年にリリースしたセカンド・アルバム「Fancy」は、ブラジル人パーカッショニストのNanny Assisを迎え、NYでレコーディングを行った。そこに収録されたオリジナル曲“Facing the sun”がJR中央線阿佐ヶ谷ダイヤ街のBGMに採用され話題に。その後、各所ジャズストリートフェスティバルに出演するなど、ジャジーでボサノバなオーガニックなサウンドは多方面で高い評価を受けている。

 ジャズギタリストとしても活躍する荒砂真也(Gt.)は、アコースティックギター奏者のKID浜野氏や布川俊樹氏にギターを師事し、ギタリストとして数々のコンピレーションアルバムに参加。美しい音色とハーモニー、安定したリズム感とジャズからブラジリアンまで幅広い演奏範囲で定評がある。

 ジャズヴォーカルをBeverly Smithに、ブラジリアンミュージックをWilma Oliveira、Nanny Assisに師事するなど、本格派の技術を持つ椎名まり(Vo.)。シンガーとしてさまざまなバンドで活躍するほかにもTVCMの出演や舞台、映画での女優活動なども行っている。その柔らかく透明感のある声は、大手企業のCMナレーションにも起用されるほど評価が高い。多彩な才能で活躍するまさに才色兼備なボーカリストだ。

 ブラジルで行われているワールドカップで賑わいをみせる近頃だが、l’avionの奏でる静かなブラジル音楽に浸るのもいい。(津田 聖治)

 【l’avion】
 シンガーソングライター/役者として、東京を中心に活動している椎名まり(vo.)、数々のコンピレーションアルバムに参加するギターリスト荒砂真也(gt.)で2011年に結成。ブラジル音楽(サンバ/ボサノヴァ)から、ジャズやソウル、ヒップホップ、R&Bなどを取り込み独自のスタイルで昇華させたサウンド、透明感のある声で歌う日本語詞のオリジナル曲は多方面で高い評価を得ている。結成2年ながら、年間100本近くのライブを行うなど精力的に活動中。

 l’avion 楽曲無料ダウンロード(Frekul)

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