W杯ブラジル大会1次リーグF組の「アルゼンチンVSボスニア・ヘルチェゴビナ」(エスタジオ・ド・マラカナン)が15日午後4時(日本時間16日午前4時)、ブラジル・リオデジャネイロで行われた。
優勝候補のひとつであるアルゼンチンは、FWメッシ、FWイグアイン、FWアグエロ、MFディマリアと強力な攻撃陣を擁する。対するボスニア・ヘルツェゴビナは、旧ユーゴ・スラビアから独立して以来初出場。FWジェコ、FWイビシェビッチの高さとMFミシモビッチ、MFブヤニッチのテクニックが絡んだ攻撃力は脅威だ。
前半3分 アグエロが倒されて得たFKをメッシが蹴る。ボールはDFに当たり、ネットを揺らすオウンゴール。1-0と先制する。
しかし、それ以降、ボスニア・ヘルツェゴビナの固い守備に、なかなか速い攻撃が出来ないアルゼンチン。メッシに2人、3人と付かれるなど、前線も孤立。左サイドへのロングボールをDFの裏に出し、攻撃を組み立てていく。
ボスニア・ヘルツェゴビナは、ボールを奪うとジェコに当てて展開していくも、ゴールを奪うことはできなかった。
前半3バックで臨んだアルゼンチンは、後半からFWイグアインを入れ、メッシ、アグエロとともに、3トップに変更。システムも4-3-3に。
すると、ボスニア・ヘルツェゴビナが前がかりになったこともあるが前線が活性化。開いたスペースに、メッシがフリーでボールをもらい前を向くことが多くなる。
後半20分 アルゼンチンは、イグアインとのワンツーからペナルティーエリアに進入したメッシが、DFをかわしシュートを放つ。ボールは左ポストに当たるが、跳ね返ってゴール。
前回大会1得点も挙げられなかったメッシに2大会ぶりとなる待望のゴールが生まれる。これで波に乗ったメッシとアルゼンチンはいくどもチャンスを作っていくも追加点は得られなかった。
ボスニア・ヘルツェゴビナは、後半40分にイビシェビッチのシュートが決まって1点差に詰め寄るも、あと一歩及ばず。
アルゼンチンがボスニア・ヘルツェゴビナを2-1で下した。