今夏に上映を控える映画『るろうに剣心』の続編『るろうに剣心 京都大火編』(8月1日公開)、『るろうに剣心 伝説の最期編』(9月13日公開)の本編完成を控え、緋村剣心役を主演する佐藤健(25)から新・剣心役に熊本県の人気キャラクター・くまモンが大抜てきされたことが4月1日、分かった。
くまモンは本作で銀幕デビューとなる。
これは、昨年8月、熊本ロケ時の陣中見舞いでくまモンと大友啓史監督は意気投合。くまモンの才能に惚れ込んだ大友監督が、 くまモンの“剣心”が見てみたい!とオファーしたところ、快諾され正式に出演が決定したという。
この急展開に佐藤は、「熊本ロケでお会いしたとき、確かにくまモンは体のキレが良いなと思っていたんです。でもまさかこんなことになるとは…。ポスター撮影までしていたなんてびっくりです」と、コメントを寄せ主演交代の悔しさをにじませる。
一方、志々雄真役の藤原竜也も、「えっ!? このタイミングでですか?」とやや困惑の様子を見せたそうだが、「くまモンならできると思う。僕も最狂の敵として、受けて立ちます!」と、こちらはやる気十分なよう。
このことにくまモンは、「映画に主演することは夢だったから嬉しいモン!(プレッシャーは?)全然!だってやりたかったんだモン!毎日くまモン体操をやっているから大丈夫!」と、準備は万端なのだとか。ヒロインの武井咲との共演に、くまモンは「夏に会ったときに『かわいい!』と言ってもらったし、息もばっちりだモン!」と、意気込み、今後についても「ハリウッドのアクション映画にも出てみたいモン!」と、世界進出を狙っているようだ。
なお全国の劇場には急きょ、くまモンで再撮されたポスターが発送され、スタッフが張り替え対応に追われるなど、まさかの主演交代劇に、各所急ピッチで作業が進められており、公式サイトは全てくまモン主演仕様に模様替えがなされることに……。
と、上記までは4月1日のエイプリルフール企画で行われているもの。ただし、そんなくまモンから後日、本当に重大発表があるそうで、くまモンファンには目が離せない展開がやってきそうな予感を見せている。
ちなみに、このポスターで着ているくまモンの衣装だが、採寸~仮縫い~フィッティングとスタッフが何度もくまモンを訪ね、実際の衣裳を忠実に再現。製作期間は約3ヶ月。特注の草履までフルオーダーし、制作費30万円がかかったとしている。