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【ソチ五輪】ジャンプ葛西紀明、悲願の個人銀メダル!「ラージヒルは自信がある」を有限実行

 「ジャンプ」日本代表の“レジェンド”葛西紀明選手(41=土屋ストーン)が、15日(日本時間:16日)に行われた「ジャンプ 男子ラージヒル個人・決勝」で、銀メダルを獲得した。悲願だった個人種目での初の表彰台となる

 葛西選手は7大会連続のオリンピック出場で、個人種目では悲願の初メダル獲得となった。94年リレハンメル大会団体の銀と合わせて2個目のメダルを手にした。

 今季はW杯でも好調で、1月に行われた「個人第13戦フライングヒル」で10シーズンぶりに優勝。スキージャンプ・ワールドカップ史上最年長優勝(41歳7ヶ月5日)を達成し「レジェンド(伝説)」と呼ばれる。

 ノーマルヒルは8位に終わったが、「ノーマルヒルはこれくらいにして、得意のラージヒルに集中していきたい。ラージヒルはいけるという自信がある」と、手応えを感じていたとおりの有限実行。また、ノーマルヒル本番直前の練習ジャンプで腰を痛めていたが、それも「痛みが消えた」と、Twitterでファンに報告していた。

 50人中47番目で登場した葛西選手は、139.0メートルの大ジャンプで、飛形点も140.6点の2位で2本目へ。上位30人が進んだ決勝2本目。ラスト2番目で登場した葛西選手。133.5メートルで飛形点合計が277.4点で葛西選手もガッツポーズ。あと1人を残して暫定トップに立った。銀メダル以上が確定したことで、日本選手が駆け寄り、コーチもガッツポーズ。

 しかし、ノーマルヒルで金メダルを獲得しているカミル・ストッフ選手(ポーランド)が、最終ジャンパーで、葛西選手に匹敵するジャンプを跳ばなければならないというプレッシャーの中、132.5メートル、飛型点合計278.7(1本目139.0メートル、143.4)で、一本目の飛型点差で金メダルを獲得した。

 【日本選手の最終成績】
 2位 葛西紀明(41=土屋ストーン)277.4(139.0m、133.5m)
 9位 伊東大貴(28=雪印メグミルク)252.5(137.5m、124.0m)
 10位 清水礼留飛(20=雪印メグミルク)252.2(130.0m、134.5m)
 13位 竹内択(26=北野建設)249.3(132.5m、122.5m)

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