この日は節分とあって鬼のつのをつけて現れた内田眞由美
アイドルグループ『AKB48』の“ウッチー”内田眞由美（20、チームK）が3日、東京・福家書店新宿サブナード店で恋愛短篇集『言えない恋心』（KADOKAWA）発売記念サイン＆握手会を300人限定で開催した。
2010年AKBのじゃんけん大会でも最初の大会となる『AKB48 19thシングル選抜じゃんけん大会』を優勝するなど、強運の持ち主で知られる内田が、グループ初の恋愛小説を執筆。15歳から21歳までの女性アイドル6人が恋と仕事の間で思い悩みながら成長していく姿を等身大で描いた恋愛小説。ファンとの恋愛などが描かれるなどした作品となっている。
清楚なワンピース姿で現れた内田。いきなり報道陣から「実体験なんですか？」と問われると、「ではないです！」と、笑みを漏らす。
本作執筆に至った経緯については、「もともと私は本が好きで、読むことは好きだったんですけど、書いたことがなくて自信がなかったんです。でも、フォトエッセーでポエムとかを書いたことがあったんですけど、そこで編集の人に『内田さんなら書けるよ』と言っていただいて、そこから始まりました」という。
それでも、不慣れな作業だったようで、「パソコンとかで書いていたんですけど、私の読んでいる本のように書けなくて、小学生のような文に見えて、最初は落ち込みました」と、苦笑い。直しもだいぶしたといい、「すごく直しました。自信を持って書いても、ここがダメとか言われて、それを数回繰り返して出来上がりました」と、実情を。
「恋愛禁止のグループの中で書くのに苦労しなかった？」と、問われると、「リアルな体験がない部分は妄想なので、いままで読んだ小説を思い出して、書いたりはしたんですけど、思いを言葉にするのが大変でしたね。AKBでは恋愛禁止の中で恋愛を書くというのはインパクトに残るなと思いました。最初は、本当は心温まる家族の話でいいじゃないですかと言ったんですけど、『インパクト足りないんで』と言われ恋愛小説になりました」と、経緯を明かすことも。
すでに“きたりえ”北原里英（22、チームK）が読んでくれたそうだが、「まだ、本になっていない状態のを読んでくれて、ダメ出ししてくれて、書きました」と手伝ってもらったそうで、「秋元（康）先生も『これは内田にしかできないことだから、頑張ってほしい』と言われました」と、励ましのメッセージをもらったそう。ただし、「メンバーに読んじゃうと恋愛に対して興味が沸きすぎて、危ないことになりそうなので、ちょっと怖いです」と、笑う。
さらに、「ファンの人が冷やかすように内田先生とか呼んでくれるんですけど、ちょっと嬉しいですね」とはにかみつつ、「ずっと私にしかできないことをしたいと思っていて、自分にしかできないことをと思ってやったので、初のAKBからの小説とつくのも嬉しいです」と、胸を張る。
第2弾あるならと問われ「10代の子とか20代前半の子たちなので、次は大人の女性の恋愛とか、大人っぽいのを書けたらなと思っています」という内田。印税はと聞かれ、「よくメンバーから早く叙々苑おごってよと言われるんですが、みんなにおごれる作家になりたいなと思います」と、希望を挙げていた。
ほかにも、先日、今年2月に『AKB48』グループの組閣が行われるが、「実際、発表があったときに、またやるんだという気持ちでしたけど、大組閣は初めてで、別の都市のグループも入ってやるので、いきなり博多行ったらどうしようと。何が起こるか分からないので、楽しみと不安でいっぱいです。行くならSKE48はダンスがうまいので、私はダンスが好きだし、ああいうふうに、汗をかいているのも素敵だなと思っています」と、胸の内を。
また、昨年12月に二十歳を迎えた内田はお酒を飲んでみたそうで、「焼酎の富乃宝山をロックで飲みました。カッと来たけど気持ちいいですね。両親が呑べえなんで、両親と楽しみたい」と、大人になた顔もチラリと見せる一幕もあった。
「“言えない恋心”はある？」と問われた内田から「あるかないかは想像におまかせします。想像しながら読んでもらえれば」と、ニコリとPRした恋愛短篇集『言えない恋心』は1200円（税抜）で好評発売中！
内田眞由美
