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山本耕史 愛する人の浮気も許す!「絶対イヤだと思うけど…」

山本耕史 愛する人の浮気も許す!「絶対イヤだと思うけど…」
山本耕史が世界で人気の作品で熱演を見せる

 俳優・山本耕史(36)、団時朗(64)、女優・マイコ(28)らが3日、東京・赤坂ACTシアターで開催した音楽劇『ヴォイツェク』(演出:白井晃)プレスコールを開催した。

 19世紀ドイツの天才作家ゲオルク・ビューヒナーにより未完断片のまま遺されたミステリアスな戯曲で、実際に起きた殺人事件がモチーフ。きわめて先駆的な観察眼と言語表現の斬新さ、未完断片であるがゆえに世界中のクリエイターの創作意欲を刺激しドイツ語圏以外でも上演されている作品となる。

 終了後には囲み会見が開かれ、山本は自身が演じるヴォイツェクについて、「周りとは違う視点で世界を見てるけれど、純粋な気持ちなんだと思います」と、見解を語り、「特殊な役だとは思っていません。“愛するのはこの人、仕事はこれ”という情報量の少ない環境で、その1つがなくなった時に殺してしまう。そこにはヴォイツェクの絶対的な真実があったのではないかと思います。これから彼自身を生き抜いていきたいと思います」と、気合を入れていた。

 内縁の妻マリーを演じるマイコは「山本耕史さんは、頼れるお兄様という感じです。見ると共演者のものまねをしたり、いつも面白いことをしています」と、暗くなりがちなテーマを扱う本作で、山本がけいこを盛り上げているとも。ただし、「けいこが始まる時からすごくハードなことになると言われていましたが、(殺される場面のけいこをしていて)この1週間とくにハードに感じています」とも話していた。

 また、山本に本作のように愛する人が浮気しているとしたらとの質問が飛ぶと、「もし愛する人が浮気してると知ったら、許すと思います」と、意外な答えをしつつ笑みを見せ、「絶対イヤだと思うけど、人間は間違いを起こすもの。許せる自分でいたいと思います」と、大らかな返答をして、報道陣を沸かせていた。

 音楽劇『ヴォイツェク』は10月4~14日に同所で、10月25~27日には大阪・シアターBRAVA!にて上演。

 ■詳細情報
 ○STORY
 美しい内縁の妻マリーと、幼い息子とともにささやかな暮らしを営む一兵士フランツ・ヴォイツェク。高慢な大尉の髭を剃り、尊大の医師の実験対象となってわずかな日銭を稼ぐヴォイツェクだが、ある時、マリーが男盛りの鼓手長と浮気していると聞かされる。あるとき怪しげな見世物小屋で、あるときは猥雑な酒場で、ヴォイツェクの目を盗んで鼓手長と会うマリー。ヴォイツェクはいつしか奇妙な幻視と幻聴に苛まれ、マリーへの不信を募らせていき…。

 ○キャスト
 山本耕史/マイコ/石黒英雄 良知真次/池下重大 青山草太 日比大介 駒木根隆介 加藤貴彦/半海一晃 春海四方/真行寺君枝/今村ねずみ 団 時朗
 
山本耕史 愛する人の浮気も許す!「絶対イヤだと思うけど…」

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