ダンス&ボーカルグループ『三代目 J SOUL BROTHERS』のボーカル今市隆二が8月17日に神奈川県川崎市の洗足学園の前田ホールで開催された、学園創立100 周年および川崎市市制100 周年を記念した「KAWASAKI・SENZOKU 100th FESTIVAL」に登場した。
(取材・撮影:伊藤直樹©ニュースラウンジ/一部オフィシャル提供写真)
トップ写真:『REALLY LOVE』をパフォーマンスする今市隆二さん(オフィシャル提供写真)
”R”ED Official Light Stick ペンライトが降られ、黄色歓声が響き、お待ちかねの今市隆二が登場。「こんな黄色い歓声を聞いたのは初めてでございます」というMCの驚きの声に笑いも起き中、今市さんがなぜ、今回、楽曲提供になったのかの経緯を説明する。
今市さんと洗足学園音楽大学の前田英三郎本部長は川崎市出身の同年代。昨年、知り合って話をするうちに、川崎市市制100年、洗足学院100周年の節目の年なので、歴史的な年に何か盛り上げたいということから、前田本部長から今市さんに楽曲提供をしていただけないかとお願いし今市さんから記念に楽曲提供と今回のフェスティバルにゲスト出演となった。
福田 川崎市長は、「今市さん、ほんとにありがとうございます。実は今市さんと私の3人の子供は中学校が同じです。ですから先輩によろしくって言われました。今市さんは、今回の楽曲提供だけでなく、もう4年前になるんですけど、コロナの時、みんな子供たちがすごく打ちひしがれている時に、川崎の子供たちにメッセージをということで、YouTubeで川崎市に提供してくださいました。この暗い、ふさいでいるときだけども、夢を持ってみんな頑張ろうっていう、ほとに力強いメッセージをいただきました。本当に感激しました。また、こういう形で、100周年の時に合わせて、 洗足の100周年に合わせて、ここでまた楽曲提供いただいたってこと、ほんとに嬉しく思っています。ぜひ、この素晴らしい曲をことあるごとに活用させていただきたいと思います。本当にありがとうございました」と謝意を述べた。
今市さんは、「はい。今回、『REALLY LOVE』を楽曲提供させていただけるということで、この楽曲自体は、制作時に好きなことに真剣に向き合うというテーマで作りました。好きなことを目指すことはいいことですけど、大人になるにつれ、好きなことを好きって言えない方が多いのかなっていう風に感じまして。いろんな目標とか夢に挑戦していけば、すごく人生の豊かになるなっていう風に思いました。今回の楽曲提供させていただけることで、川崎市民の方に、この曲を聴いて口さんでもらったり、そこで踊ってもらったり、歌ってもらったり、聞いている方も、その場所が明るくなったらいいなという思いがあります。自分の活動としても、今後も頑張ってこの地元を盛り上げていきたいと思っています。今回はありがとうございました」とあいさつした。
楽曲提供式や花束贈呈式が終了した後、『REALLY LOVE』をお披露目した。
イベント終了後の囲み取材で今市さんはあらためて、楽曲をお披露目した感想を聞かれ、「今回、川崎市政100周年・洗足学園創立100周年で楽曲提供させていただけるということで、本当に光栄でした。自分としても川崎で育ったので、地元に貢献したいなとずっと思っていたので、今回楽曲提供させていただき光栄でした。実際ライブもすぐやらせてもらって、ファンの方もたくさん来てくださったので、すごく楽しみながらやらせていただきました」と、地元愛を。
川崎市への思いについて、「自分としても川崎で育って、学生時代に一生の仲間ができたことがすごく財産だなと思っていて、今でも連絡を取り合って、一緒に食事したり、お酒を飲んだりしてます。青春を、この川崎で過ごさせてもらって、なんかその中で、今市隆二っていう人間性も形成されていった。(洗足学園音楽大学本部長・前田)英三郎くんとかもさせていただいて、で、彼は本当にそういう気持ちもあったので、じゃ、一緒に何か面白いことしようっていうのがスタートです」キッカケも交えて話した。
提供楽曲を市や市民の方に、こんなところで使ってほしい、歌ってほしいっていう思いはありますか?と、問われ、「今回、楽曲提供させていただいたので、ほんとにいろんなところ、駅とか、銀行とか、バスとか、なんかそういうところでかかっていただいて、口ずさんだり、ああ、この曲ってこう、なんかほんとに知ってもらったり、口笛吹いてもらったりでもなんでもいいんですけど、川崎市自体が、この『REALLY LOVE』を通して明るくなったらいいな、元気になったらいいなっていう思いです」と語った。
最後の挨拶で、「好きなものに真剣に向き合う、好きを重要視して夢に向かってほしい」っていう思いでこの曲を作詞したということだがと聞かれ、「自分はオーディションを経て、3代目JSOULBROTHERSのボーカルになったんですけど、オーディションを受ける前とかも、夢を語ることが少し男としてこっぱずかしさもあったり、オーディションを受けることっていうのが、少し恥ずかしさもあったんですが、さっき言った仲間とか、いろんな方が支えてくれて、オーディション受けるきっかけを作ってくれたり、夢に挑戦するっていう環境を作ってくれたので、だからこそ、なんか『REALLY LOVE』を通して、好きなもの目標とか夢とかに挑戦できる 1歩、きっかけになったらいいなっていう思いが強いですね。自分自身が元々、じゃあ自分だけでそういう夢を掴みに行けたかっていうとちょっと違ったので、そういう方って結構いらっしゃると思うから、やっぱり人生1度きりなんでね、夢とか目標は挑戦してほしいし、達成してほしいなと思います」と、曲に込めた思いを自身の体験と重ねて説明した。
今市さんにとって「好き」は?と聞かれ、「その当時の仲間もそうですし、やっぱり自分は音楽ってものが1番の好きなものというか、歌がそうなので、好きだからこそ、時には大変なこともありますけども、苦じゃないというか、やっぱり好きっていうことが1番大きな原動力になるなと思いますので、変わらずこれからも歌い続けていきたいなと思います。趣味も最近色々できたりしてるんです。ヴィンテージアイテムがすごく好きで、ヴィンテージデニムとかにはまったり、最近だとバイクとかも元々乗ってはいたんですけども、最近ちょっとまたお仕事とかで乗らせてもらったりしてるので。そういうものにもちゃんと向き合って行こうかなと思ってます」と。
楽曲提供の式典ということで、いつもと雰囲気が違ったりしましたか?と問われ、「すごくファンの方がたくさん川崎市まで来てくださったりもしてたので、どっちかというとこう、いつもの雰囲気でやらせていただけたかなっていうところもありますし、関係者の方とかもすごく盛り上がっていただけたので、それは嬉しかったですね」と、ファンに感謝した。
最後に、あらためて川崎市民と洗足学園の方々にメッセージをと問われ、「今回、『REALLY LOVE』楽曲提供させていただいて、この曲を通して 川崎市が少しでも明るくなればいいなと思いますし、川崎市民の方にもたくさん愛してほしいなと思っております。自分も引き続き活動を頑張っていって、この地元の愛すべき川崎を盛り上げていきたいなと思いますので。これからもぜひよろしくお願いします」と、語った
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