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作家・山崎豊子さん死去…「白い巨塔」「沈まぬ太陽」社会派名作を執筆

 『白い巨塔』といった社会派小説で知られる作家・山崎豊子さんが29日午前、死去した。88歳だった。30日放送の『情報ライブミヤネ屋』(日本テレビ系)が報じた。

 山崎さんは大阪府出身。1944年、京都女子専門学校(現京都女子大)を卒業し、毎日新聞社入社。57年に大阪・船場の生家の昆布商をモデルにした『暖簾(のれん)』を刊行。58年、吉本興業創業者の吉本せいをモデルに大阪女を描く『花のれん』で直木賞を受賞した。

 その後も、医学界が抱える問題を浮き彫りにした『白い巨塔』、銀行頭取と彼を取り巻く人々を描いた経済小説『華麗なる一族』、中国残留孤児の運命を描いた『大地の子』、日航機墜落事故を軸に航空会社の闇を描いた『沈まぬ太陽』といった名作を世に送り出し続けた。

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