これまで新人演歌のキャンペーン活動と言えば、地方のレコード店前などでの“ミカン箱キャンペーン”や公民館を回ったり、カラオケ教室に顔を出す営業をしながら、名前と顔を覚えてもらう。その一方で、有線放送にリクエストして曲を流してもらうといった、選挙活動に似て、ひとりひとりの顔が見える地道なものだった。
ところが、やはり、今までの手法では、演歌離れに歯止めが効かないという現実は代えがたく、とくに若者に演歌を聞いてもらうということで、ライブハウスを使って、若者にアピールしようとしている演歌歌手・中里アミ（24）に話を聞いてみた。
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東京・池袋北口のライブハウス『only you』が、オープン一周年を記念して、アイドルユニットを立ち上げる「レインボープロジェクト」というオーディションを9月21日～27日まで開催中。その中で、ゲストライブとして9月26日、午後7時よりワンマンライブを行うという。
ライブハウスに出演するきっかけとなったのは、9月11日に東京・新宿南口で行った路上ライブだという。「たまたま、今回のオーディションの関係者の方が、観てくださって、ライブが終わってからお声をかけていただきました。幟を立てて、私の女性の友だち何人かにも手伝ってもらうなど、ハデにやったので、かなり目立っていたんだと思います（笑い）。演歌と言うと、どうしても若い人たちに経営されがちなので、聞いていただく、知っていただくいい機会だと思いました」と、意志の強そうな瞳をまっすぐ記者に向けて語る。
中里は、12歳で芸能界入り。エキゾチックなルックスを武器に、映画、ドラマ、バラエティーと多方面で活躍。2007年10月にインディーズながら歌手デビュー。4年間で約4000回以上のキャンペーン、歌謡ショーを開催。2012年1月に、日本クラウンより『ひとり四国路／逢いたくて信濃路』で念願のメジャーデビューを果たした。
平成生まれの中里が演歌を選んだ理由は、「母親の影響で、6歳から日本舞踊を習っていました。そんな環境もあり、山口百恵さんの歌を聴いて歌った時に、すごくしっくりきたんです。中森明菜さんなど昭和の歌謡曲が大好きで、中でも一番好きなのが、ちあきなおみさんです」と、ニッコリ。
カラオケでは、演歌はもちろんのこと、ロックからK-POP、アイドル歌謡などのJ-POPまで幅広く謳うそうで、「9月26日のライブでも演歌だけではなく、昭和歌謡などをたくさん歌っていきたい。カラオケも用意しているので、リクエストにも応えたいです」と、ライブステージのイメージを語る。
中里は、日本舞踊の他に、三味線、長唄、着物の着付けなどもこなす伝統文化を愛する一面と、現代風のルックスに感覚。昭和と平成の両方の世代を繋ぐ架け橋として、両方のいい面をミックスした幅広いジャンルの歌を歌っていきたいという。
同ライブは、9月26日、午後7時より東京・池袋北口のライブハウス『only you』にて。
【料金】2500円＋ドリンク代 500円
【ご予約】rainbow7.in.only.you@gmail.com
【お問合わせ・ご予約】ライブ&ダイニング「オンリーユー」東京都豊島区池袋2-64-11 平和ビル2F
TEL：03-6912-6959 FAX：03-6912-6956
