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【インタビュー】映画「トイレの花子さん 新劇場版」主演&主題歌抜擢の上野優華 芯の強さ見せる!現場で机バン!に涙も

【インタビュー】映画「トイレの花子さん 新劇場版」主演&主題歌抜擢の上野優華 芯の強さ見せる!現場で机バン!に涙も
「トイレの花子さん 新劇場版」主演&主題歌に抜擢された上野優華へ思いなどを尋ねた

 1995年、98年に前田愛、栗山千明らで映画化されヒットとなった『トイレの花子さん』が今年6月29日より映画『トイレの花子さん 新劇場版』(監督:山田雅史/配給:株式会社チャンス イン、株式会社キャンター)となって帰ってくる。その主演&主題歌に大抜擢された歌手・上野優華(15)が5月末、都内スタジオで胸の内などを語ってくれた。

 シンデレラガールとなった上野は、キングレコード創業80周年記念+講談社が新たな歌姫を発掘するために開催した“Dream Vocal Audition”で、1万人を越える応募者の中からグランプリとなるDream Vocalist loved by ヤングマガジン賞を受賞した逸材。本作が女優デビュー作にして初主演、歌手デビューにして主題歌初歌唱と“初”づくしの記念作品だ。

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 初出演がホラー作品となったが、「ホラーは元々苦手で、あんまり得意ではなかったんです。この映画のお話をもらったときに、『ホラー映画だよ』と言われて、本当にビックリ。しかも主演!不安もあったんですけど、こんな機会ってなかなかないので頑張ろうと思いました」と、さまざまな思いが頭をよぎったのだとか。

 初めての演技は、「緊張より不安が大きくて」と、思いを吐露する上野。しかし、主人公・長澤さよが高校生の設定のため、「私と同じ高校生で、環境は違いますけど、親近感を持って演じられたと思います。すごくいい経験ができたなと思います」という。

 さよと自分を比べて、「私はポジティブに何でも考えられる性格だと思っているので、そういうところは似ていると思っているんです。さよは自己紹介がはきはきしている。私はそういうのができないので、見習いたいです。人見知りなところがあるので」というが、さよを演じたおかげで「いろんな人に話しかけていくようになりました。転機になりましたね」と、いい影響もあったそうだ。

 『ホラー』と『学校』といえば、どこにでもある「学校の七不思議」。小学校、中学校時代、どんな話があったか聞いてみると、「『トイレの花子さん』の話はありました。噂って分かっているけど、信じてました。だから、トイレの三番目にいると言われて以降ずっと入っていません!今もちょっと怖いですもん(笑)。音楽室のモーツァルトの目が動くとかもありますよね?見てみたいですけど怖いですし、昼でもモーツァルトの目が動きそうで怖いですよ」と、少女らしい一面を見せることも。

【インタビュー】映画「トイレの花子さん 新劇場版」主演&主題歌抜擢の上野優華 芯の強さ見せる!現場で机バン!に涙も
プライベートやその芯の強さを垣間見せる上野

 もうひとつ、『ホラーもの』でつきものなのが、撮影中の恐怖体験だが、「心霊現象ではないんですけど、廃校で撮影していて電気が通ってなくて、1個の照明で光を照らしていて、それが切れちゃったんです。そのとき、共演者の馬場良馬さんが、驚かそうと机をバン!って蹴って、本当にビックリして泣いちゃったんです」と、苦い思い出もあったそう。霊感はないと思うとのことだが、「ホラー現場だから特に怖かったのかなと思いますし、ウソでよかったなって。ウソじゃなかったらそこにいられなかったですよ!不安で演技とかできなかったです(笑)」。

 ホラー映画とは対照的に現場は和気あいあいだったそうで、「水崎綾女さんと絵しりとりをしたり、他の共演者の皆さんとじゃんけんをしたりして。楽しかったですね」と振り返った。花子さん役の子役とも仲良くなったのだとか。

 もうひとつ、興味を引いたのが、『ホラー映画』に似つかわしくないほど、爽やかな仕上がりとなっている、エンディングの楽曲『君といた空』だが、「長澤さよは元々ポジティブな性格なので、そこを表しているとすれば合っているのかなって」と、感想を語る。

 楽曲を渡されて初めての印象は「前向きな歌詞がお気に入りで、明るい曲調というか、私自身歌って楽しいんだろうなという印象もありましたし、これを聴いてくださった方に明るい気持ちになってもらえる曲だなって」と、インスピレーションがあったそうだ。

【インタビュー】映画「トイレの花子さん 新劇場版」主演&主題歌抜擢の上野優華 芯の強さ見せる!現場で机バン!に涙も
上野優華

 続けて、「明るい曲なので、観てくださった人が、怖い怖いと映画館を出るのではなく、ホッとしてもらえるので、怖いままにはならないです(笑)」と、アピールしていた。

 現在15歳の女子高生としての生活もしているが、「問題なく過ごせてます。周りの皆さんには『大変でしょう?』って言われることがあるんですが、(芸能界と勉強の両立は)全然苦じゃなくて、充実しているそうだ。いじめがもし実際目の前で起こった場合は、「絶対に従いたくないです。孤立しても気にしない。全然気にしないです」と、キッパリと加担しないという芯の強さを示していた。

 全体的な見どころについては、「今までの『トイレの花子さん』のストーリーとは違うものになっていて、怖いだけじゃなくて、観はじめたら最後まで見ないと気になっちゃうという作品です。単純に人がいっぱい死ぬのではなく、花子さんの怨念を感じるというか、ただ単に殺されるというわけではないです。その理由は、ぜひ劇場でご覧になってください!」と、PRしていた。

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