お笑いコンビ『ガレッジセール』のゴリ(41)と『スリムクラブ』の真栄田賢(38)が6日、秋葉原UDXシアターで『ジャックと天空の巨人』(ワーナー・ホーム・ビデオ)ブルーレイ&DVDリリース記念特別試写会に登場した。
イギリス童話のジャックと豆の木が原作だが、ジャックが豆の木を切り、巨人が落下して、めでたし、めでたし!ではなく、この作品では100人もの巨人が地上に降りてきて、人類と巨人の生き残りをかけたバトルアドベンチャーを繰り広げる。主人公のジャック役をウエンツ瑛士、ヒロインのイザベル姫役を平愛梨が務めるなど声優陣も豪華な作品だ。
ゴリは巨人のリーダー・ファロン将軍、真栄田はブサイク巨人四天王のひとりフィーのコスプレで登場。ゴリはファロン将軍の声で「おや~人間どもの匂いがするぞ~」と迫真の演技に対して真栄田は「あっ、どうも真栄田です」と普通にあいさつし、ゴリをはじめ報道陣もズッコける事態に。
顔が2つあるファロン将軍の衣装を見てたMCから「肩にのってる顔の方は?」と聞かれると「あっ(相方の)川田です」と紹介し笑いを誘うことに。
アテレコを前に真栄田は巨人を自分なりにイメージして、作り込んだのにも関わらず、監督から「『あなたの声を求めてるんだから!いらんことしないで!』と怒られました…」とガッカリしたエピソードを。MCから作り込んだ声を聞かせてほしいと言われ、演技をするがゴリから「聞こえずらい!字幕が必要!」と、ツッコまれやはりガッカリな結果となってしまうことに。
さらに、真栄田は奥さんと観賞した時に、出演時間の短さに「これ…ギャラ発生するの?」と心配されたと自虐的。MCからも「セリフが少ないかなと思ったんですが…」と、真栄田に感想が伝えられると「心の中では思ってたんですけども…。はっきり言えない立場なんで…短い仕事を全うしました」と複雑な心境を話す。その少ないセリフの中でも、持ちネタの「イイよ~」をアドリブで入れ存在感を示そうとしたそうだが監督から「『イイよ~』じゃないよ!」と、ダメだし「ちょっと厳しめ現場でした」と泣きを入れていた。
一方、ゴリはヒロイン役を演じた平愛梨が舞台あいさつ当日までファロン将軍役がゴリであったことに気がつかなかったことに「具志堅用高さん以来の恐ろしい人です!」と本音を語ることも。こぼれ話は続き、巨人四天王のフィー役を演じた博多華丸大吉の博多華丸(43)が所々で持ちネタを入れていることにゴリが「でっかい児玉さんが入ってきましたよ~巨玉清ですよ~」と博多華丸が故・児玉清さんのモノマネをしていることを見どころの1つに挙げていた。
本作への家族の反応を聞かれるとゴリは子どもと見ていた時に「足が『スポーン』って上がってましたよ!恐いから」と親子でビックリした様子。しかし、小学2年生の娘がジャックに危険が迫るシーンを見て「この人、主人公だから、ここでは死なないよ」というリアリティある言葉に絶句していたそうだ。
最後にゴリは「高低差1万メートルのスケールで、天空での巨人と人間の戦い、ツタを降りる恐怖、地上降りてからの人間vs巨人どっちが勝つのか?人間の知恵の出し方も見物ですし、高値の花のプリンスと農民のジャックの恋が実るのか…も見物です!」と語り、真栄田は「吹き替えの声も聞いてほしいですし、ストーリーがしっかりしてますし、子どもから大人まで、全世界が楽しめる映画です。本当にこのジャックと天空の巨人『イイよ~』」と持ちネタで締めくくった。
囲み会見では演じた感想をゴリは「いい役でした、カッコよくて、真面目でみんな仕切る大人でも恐いボス役を演じられて嬉しいです」と喜んだが、報道陣から「声もあってましたよ!芸人には見えない!」と、言われると「それは喜んでいいの?」と、微妙な顔を見せる一幕も。
作品についてゴリは、「みなさんは『ジャックと豆の木』の映画版と思ってるでしょ、レベルが違いますよ。大人も震えるぐらい恐いですよ!子どもは相当、恐いと思いますよ~巨人がリアルだし、汚いし~人間が巨人に追われて馬で逃げるシーンは圧巻だと思いますよ」と、絶賛だった。
「巨人になったら何をしたい?」との問いに真栄田は「吉本に殴り込みに行きたい!」と言い出し、「大阪本社をクシャとね!給料上げろ!って」とゴリも乗っかるが報道陣が「それは吉本批判ですか?」とツッコまれると2人とも急に襟を正し態度を一変させたのに報道陣が大爆笑。そこに、インタビュアーが「はぁ~あ」と、ため息が入るとゴリと真栄田から「どういうこと!こんなの初めてだよ!」「お願いしますよTBSさん!!!」と抗議をするも、そこにいる全員が大爆笑していた。
Blu-ray&DVD『ジャックと天空の巨人』はBlu-ray&DVDセットは3980円、3D&2DBlu-rayは5980円(それぞれ税込)で発売!