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坂東玉三郎、鼓童と「アマテラス」7月4日より7年ぶり再演!元宝塚男役スター・愛音羽麗がアメノウズメに

坂東玉三郎、鼓動と「アマテラス」7月 4日より7年ぶり再演!元宝塚男役スター・愛音羽麗がアメノウズメに
玉三郎、鼓童、愛音羽麗で7年ぶりに再演となった「アマテラス」

 歌舞伎俳優・坂東玉三郎(63)と特別出演する元宝塚男役スター・愛音羽麗(あいね はれ)が4日、東京・港区「赤坂ACTシアター」で、舞台『アマテラス』の初日に先駆けて、この舞台にかける思いをコメントで寄せた。

 2006年に、太鼓芸能集団「鼓童」と坂東玉三郎が初共演を果たした舞台『アマテラス』。世田谷パブリックシアターにて初演、続いて京都南座での上演、翌年には歌舞伎座で再演と、大好評を博した幻の舞台が7年ぶりに再演される!

 人間国宝・坂東玉三郎の光あふれる神の舞、鼓童によるダイナミック、かつ繊細な音の世界。さらにそこに、今回は元宝塚歌劇団男役スター・愛音羽麗が「アメノウズメ」役として特別出演。在団中から女役も演じるなど枠にとらわれることのないのびやかな演技と、華麗なダンスで多くのファンを魅了してきた。愛音がアメノウズメの妖艶なダンスをどう表現するかも見どころの一つだ。

 同舞台は、太陽神アマテラスが治める高天の原に、荒れ狂うスサノオが現れ、その乱暴に怒り天の岩屋戸に身を隠したアマテラス。そして世界は闇に包まれてしまう。闇の中、岩戸屋前ではアメノウズや 八百万の神々が囃し、謡い舞を踊り、歓喜の祝祭を行い、ようやくアマテラスは岩屋戸から姿を現す。そしてアマテラスによって再び世界に光が甦り・・・という、誰もが知る古事記の「天の岩戸」の一節。

 この作品は、玉三郎と鼓童にとって思い出深いものである。鼓童から、「舞台で共演を」という依頼の元、玉三郎が初めて佐渡の鼓童村を訪れたのが2001年のことだった。以来、太鼓芸能集団「鼓動」と親交を深めるなか、まずは演出家として関わることとなる。そして、2003年に『鼓童ワン・アース・ツアー スペシャル~ 佐渡へ』という作品を創った。

坂東玉三郎、鼓動と「アマテラス」7月 4日より6年ぶり再演!元宝塚男役スター・愛音羽麗がアメノウズメに

 その後も、鼓童と稽古を重ねるうち、「将来共演するにあたっては太古の日本神話の世界こそまさに鼓童の奏でる太鼓と調和するのではないか」(玉三郎)という思いに至り、『アマテラス』が生まれたという。

 玉三郎は、「神話を舞台の作品として作り上げますことは大変難しいものでございます。今回ご覧頂きますとおり、音楽と舞踊で綴ることで成り立たせることが出来ましたのは作品に携わる多くの芸術家の方々、そしてまたスタッフの皆様のお陰様と今つくづく思うのでございます。本作は鼓童の結成25周年記念公演として2006年に世田谷パブリックシアターにて初演を致しまして、続いて京都南座での上演、翌年には歌舞伎座で再演をさせて頂き大変多くのお客様にお楽しみ頂きました。

 その作品をこの度こうして7年振りに再演させて頂けますことは大変幸せなことでございます。今回の『アマテラス』では、元宝塚歌劇団の愛音羽麗さんを「アメノウズメ」役でお迎えしました。振付はKAZUMI-BOYさんで、演出の部分もかなり助けて頂きました。また鼓童のメンバーも7年という年月を経て更に新しい配役で参加致します。今一度新たな気持ちで練り上げ、皆様に新鮮な作品としてお届け出来ますように最善を尽くしたいと思っております」と、思いの詰まったコメントを寄せた。

 宝塚を退団後、2作品目となる愛音羽麗は、「劇団を辞めて一人になって、仲間といることがどれだけありがたかったかを実感していたところだったので、またこうして新しい仲間に出会えたことが、とても嬉しいです。早く鼓童のみなさんのレベルにたどり着いて、玉三郎さんの思い描かれる世界観に近づきたいです」と、抱負のコメントを寄せた。

坂東玉三郎、鼓動と「アマテラス」7月 4日より6年ぶり再演!元宝塚男役スター・愛音羽麗がアメノウズメに

 公演概要
 【公演名称】 日本ロレックスpresents 「アマテラス」
 【演 出】 坂東玉三郎
 【出 演】 坂東玉三郎 鼓童 愛音羽麗(元宝塚歌劇団男役スター・特別出演)
 【東京公演】 2013 年 7月 4日(木)~ 28日(日)/赤坂 ACT シアター
        ※当日券・立見あり
 お問合せ チケットスペース03-3234-9999(オペレータ対応)
 【地方公演】 福岡・博多座 2013年 9月 5日(木)~ 29 日(日)
        京都・南座 2013年 10 月 5日(土)~ 27 日(日)

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