5月31日より公開されている新海誠監督最新作のアニメーション『言の葉の庭』（配給：東宝映像事業部）が動員10万人を突破する大ヒットを見せている。
ミニシアターランキングでも3週連続1位。新海監督の代表作となる『秒速5センチメートル』の動員数を10日間で突破し、2011年の『星を追う子ども』の動員数も14日間で更新するなど最大のヒット作となった。
6月27日には動員が10万人を突破し、その影響もあって、劇場では当初3週間の期間限定上映予定だったが、ほとんどの劇場で延長が決定。また、7月中旬より全国16館でのセカンド興行も決定するなど、話題を呼んでいる。
今月月には、ロサンゼルスで開催のアニメエキスポにて北米プレミア上映をはじめ、プチョン国際ファンタスティック映画祭での韓国プレミア上映されるなど、世界へ向けても飛躍を見せることとなった。
■『言の葉の庭』とは
万葉集の一篇から始まる“孤悲（こい）”の物語。45分という短編ながら独自の感性と言葉選びにより、まるで小説を読むような味わいとテーマ性を持った繊細なドラマが構築され秦基博による大江千里のカバー曲『Rain』も観賞後に爽やかな余韻を残す。物語は靴職人を目指す高校生・タカオ（入野）と謎めいた年上の女性・ユキノ（花澤）が雨の公園で出会ったことから始まる。次第に打ち解けていく2人。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオだったが…。
