俳優の佐藤浩市(52)が22日、都内・千代田区丸ビルのマルキューブで行われた『キリン にっぽん米茶』CM発表会に出席した。
キリンビバレッジ株式会社は、『キリン にっぽん米茶』の新発売に伴い、佐藤と藤子・F・不二雄原作の漫画『キテレツ大百科』の人気キャラ・コロ助を起用した新CM『にっぽん米茶ナリ』篇を5月28日より全国でオンエア。
場内でも同CMがスクリーンに映し出され、佐藤が「コロ助君は大変忙しい方で、ご一緒できなかった」と、別撮りだったことを明かし、報道陣を笑わせる。さらに「とても別に撮ったとは思えないですね。アニメーションの方とやって、目線が低くてやりにくかった。5通り以上いろんな呼び方をやったけど、『コロ助ー!!』って叫んだのが、まさか採用されるとは。それが一番インパクトがあったみたいですね」と、現場でのエピソードを披露した。
また、会見にはキリンビバレッジ常務執行役員の谷義章氏、JA全農・山岸嘉春常務理事も出席し、“日本のおいしいお米だけでできたお茶”という同商品の特性にちなみ、佐藤と谷氏が田植えに初挑戦。
佐藤は「大変都会的な雰囲気を醸し出す俳優なので、お百姓さんの役はないですね。田植えしたことはありません」と、ジョークを挟みながらも田植えを行い、中腰の姿勢に「50過ぎると、この体勢がキツいですね」と、本音も。
同商品については、「懐かしいような味がした。この小さな苗からお米が作られるというのは、不思議な気持ち。ノンカフェインで、お子様も安心して飲めるお茶です」と、PRした。
その後の囲みで、父で俳優の三國連太郎さん(享年90)が先月14日に亡くなり、1ヶ月が経過したことについて聞かれた佐藤は、「自分が50を越えているいまだから、これからいつまで役者を続けられるかわからないけど、年を重ねていくほど彼の足跡を感じるだろうし。そういうものを感じながら仕事をできれば、僕は恵まれているんだなと思う」と、敬意を表す。
三國さんの遺体については、「いま親父は家にいるけど、いずれは納骨する形になります」とコメントし、お別れの会は「7月半ばでカジュアルな形になると思います。皆さん献花なり、一言なり言っていただきたい。中村嘉葎雄さんとか『三國の悪口を言いたい』という方もいっぱいいらっしゃるので、日を改めてやりたい」と、7月中旬に予定していることを明かした。