俳優集団『D2』の近江陽一郎(23)が20日、東京・武蔵野市の吉祥寺じぞうビルで、自身の主演ドラマ『おとりよせ王子 飯田好実』の合同取材をお笑いコンビ『ドランクドラゴン』の塚地武雅(41)、お笑いコンビ『北陽』の虻川美穂子(38)とともに行った。
『月刊コミックゼノン』にて好評連載中の高瀬志帆による同名コミックを実写ドラマ化。全国から取り寄せた美味しいものを食べることが生きがいという主人公のグルメ男子・飯田好実を近江が演じている。
作品の舞台である吉祥寺で撮影が行われ、キャストはドラマの衣装のまま登場。会見の場となった一室の壁には、高瀬先生直筆の飯田好実が描かれ、その前でフォトセッションが行われた。
ドラマ初主演の近江は、「飯田好実君はおとりよせが大好きな男の子です。それに尽きるというか、とにかくおとりよせが大好きすぎて、他のことが目に入らないぐらい」と、自身の役どころについて説明。
会社の主任・久保田勝利役の塚地が「飯田の上司で、おとりよせ的なことにも手を出しているけど、そこまでハマってはないのかもしれないし、飯田のよき理解者。会社では、飯田は暗くて、コミュニケーション能力のない男だけど、そこの一面しか知らないまま終わるのか…いい役柄です」と含みを持たせれば、同僚の遠藤先輩役の虻川は、「会社の経理・窓口という役柄なんですけど、飯田君が食べ物にしか夢中じゃない中、何かをきっかけに私と仲良くなる。キーマンです」と、役柄についてコメントした。
リアル感を出すため、近江はリハーサルでも一切食べられないとのことで、塚地が「近江君はオンエアではわからない苦労がある。リアルな初のリアクションなんで、みんなが昼飯食べてるときもずっと耐えて、毎日大変やと思います」と、気遣う場面も。これに近江が「基本、2食は抜きますね。おとりよせを食べる前は」と答えると、塚地が「それでも元気なのが凄い。本当に漫画から飯田好実が飛び出したような、ナイスキャスティングですね」と称賛し、虻川も「近江君は口が大きいので、食べ方が本当に美味しそうなんですよ。ああ、食べたい！ってなりますよね」と、同調していた。
ドラマに登場する食材は、実際にネットで取り寄せることが可能。放送1回目は卵かけごはんを扱っており、近江は「凄い美味しいです。黄味が弾力あって、箸で割れないんですよ。かき醤油のだしも凄くて、海鮮系と卵とごはんのコラボレーションがハンパじゃない！」と、太鼓判を押す。これには、たまらず虻川が「食べたい！」、塚地が「ちょっと帰っていいですか？」とこぼし、場内が笑いに包まれる。
実際に飯田好実として食べる場面について、近江は「本当に冗談抜きで美味しいです！ 何も考えないで食べている素のリアクションを撮ってもらっています。2杯目、3杯目はお芝居やセリフが入るんですけど、全身で美味しいを表現しているので、観ている人にも伝われば」とアピール。
さらに「飯田君って人の前では壁を作っちゃうけど、一人になった途端、ハニー(食べ物)には本性が爆発する。僕もそうだし、大好きなものに対して、自分が出てくるのはどんな人でも共感できると思う」と、これから観るであろう視聴者にメッセージを送った。
それぞれのおとりよせ事情については、虻川が「岐阜県の杉の子の『鶏ちゃん』という郷土料理」と明かし、実生活でも夫がカリスマシェフなだけに、夫のベーグルチーズケーキをちゃっかり宣伝。近江が「このドラマが決まって、埼玉の『さきみたま』っていう和菓子をおとりよせしたんですけど、僕も埼玉に住んでいるので、ちょっと失敗したかな」と、地元のものをおとりよせしてしまった失敗談を話すと、塚地は「『ももいろクローバーZ』のグッズを取り寄せています」と、モノノフぶりを発揮していた。
なお、最後に「白いご飯のお供は？」と聞かれた3人は、それぞれ「岩海苔」(塚地)、「味噌」(虻川)、「納豆」(近江)と答えた。
『おとりよせ王子 飯田好実』は、4月27日深夜1時20分よりメ～テレにて毎週土曜放送。メ～テレに続き、関東エリアでもオンエア！
