“金爆”の愛称で知られる人気エアバンドグループ『ゴールデンボンバー』のボーカル“キリショー”こと鬼龍院翔(28)が28日、都内・日比谷公園の小音楽堂で開催されたニッポン放送リスナー感謝イベント『ラジオパーク in 日比谷 2013 ~緑と、家族と、音楽と~』に登場し、レギュラー番組『ゴールデンボンバー 鬼龍院翔のオールナイトニッポン』(ニッポン放送、月曜・深夜1時~)の公開収録を行った。
かなり詳細にレポートしているので、ネタバレが嫌な方は、29日深夜1時からの放送を聞いてから、この下の記事を読んでください。また、先に写真と詳細な記事を楽しんいでから、音声で、より臨場感を体感したい方は、じっくりとお読みください。どっちが先かはあなた次第。
司会のニッポン放送の“よっぴー”こと吉田尚記アナウンサー(37)が、「スタッフが、『やりたいことはありますか』と聞いたら、『いままでやったことないことをやってみたい』ということで、『いろんな初体験をしていただこうじゃないか』」と、今回の趣旨を説明する。
そして、タイトルが「キリショー春のDT捨てまくれー」スペシャル。吉田アナが、「ゴールデンボンバー ボーカルの~」と叫ぶと、900人のファンのうち、9割9分が女性という女子率が高い昼間のイベントで、「鬼龍院童貞君~」と、明るく叫ぶ。
なかなか見れない光景が展開され、照れながら登場した鬼龍院は、「初体験をどんどんしていくということで、大人になれるんだな」と、しみじみと語った。
吉田アナは、ネクタイにジャージ姿だが、「ネクタイにジャージ姿というのは、先生以外ない。鬼龍院さんが学生服だから、先生と生徒。先生の言うことは絶対です。逃げは許しません」と、これから待ち受ける、過酷な(?)初体験へ覚悟を決めるように促す。
まずは、前段として、初の「お客さんとタイトルコール」。
1発目「キャビア」にチャレンジ。
鬼龍院は、初めてマジマジと見るキャビアに、「黒々としていて、よく食べようとしたよね」と、感想。パン、ご飯、フルーツと並べられた食材に、キャビアを付けて食べる。
まずは、オーソドックスなパンにつけて食べる。これでさえ、一度口に入れそうになり、やっぱりやめるなど、覚悟が決まらない鬼龍院だったが、目をつぶり、イヤそうな顔をして食べる。その感想は、「しょっぱい紅鮭」だそうで、「これなら、ご飯にあう」と、乗り気だったが、「好きな人いるんですかねぇ」と、トーンダウン。
最後に、フルーツ。一つ目は、パイナップルにつけたが、「パイナップルの味が強すぎ」と、味がしなかったよう。続いて、キウイ。パクリといった瞬間に「こりゃダメだ」と、戻しそうな勢い。
1発目を卒業した気持ちを問われると、お構いなしに、水をガブガブと飲みほし、「水飲んでもどっかに残ってる、キャビアが」と、悲鳴。再度、卒業した感想を問われ、「キャビア悪くないよね」と、いうのがやっと。会場から、「おめでとー」と黄色い声援が飛んだが、「嬉しくないんですが」と、本音。
2発目「ヘリウムを吸って、尊敬してやまないGACKTの『君のためにできること』のサビを熱唱」
事前に聞いていたという鬼龍院は、「これ楽しみにしていたんですよ。喉のお医者さんに行って、聞いたら、全く影響ないんです。声帯に無関係。肺に入った空気が違うと声が違うそうです」と、事前に確認したほど。
実際に、体験してみると意外と可愛い声で、「なんか悪くないのはなんでしょう。意外と安定しているんですね。面白いな。いいなぁ」と、気に入っていた。
2発目を卒業した感想は、「GACKTさんいつもありがとう」。
3発目「名前鑑定」をしてもらう。
鬼龍院翔を名乗って10年になるそうで、「カッコいいと思ってつけた。威厳があるかとおもった」というが、吉田アナからは、「面白い名前を付けている」と言われる。
そこで、「鬼龍院翔」と「ゴールデンボンバー」をネームリーディングのマダムミハエルに鑑定してもらう。
書いた名前をペンでグルグル囲んでいると人となりが湧き上がってくる。伝わってくる。映像でみえるというインスピレーションでの鑑定方法。原宿にお店があって、1ヶ月先まで予約がいっぱいという売れっ子。
鬼龍院は、「インスピレーション?感?」と、うさんくさそうに問う。吉田アナも10年前に鑑定してもらったところ、その当時に始めた新番組が10年間続いているというも、半信半疑。
鬼龍院は、「占いとかって信用しない。性格って、wikipediaを読むんじゃないの?」というほどだったが、マダムが「ふわっとしているように見えて、真面目でおとこ気があって、兄貴っぽい。えこひいきが好きでなく、平等で優しくしよう。特別を作りたくない。という気持ちありつつ、最終的には究極のマイペース」と言われると、「えこひいきは大っ嫌い。なんでわかったの?wikipediaにも書いてないよ。鬼龍院翔はえこひいきが嫌いって」と、変なところに食いつきつつも、当たったことに感心しきり。
さらに、マダムが、「本来は意外と地味。男気は、バンドのことになると、堂々となれるんですよ。お若いのに頼れる雰囲気に見える」と、言われると、「頼られないんですよ。頼ってこないんですよ。頼られる気満々なんですけど」と、寂しそう。
そこで、マダムは、「必要な人がやってくる運を持ってる。それは頼られているっていう意味です。バンドのメンバーが集まってきたことも。引き寄せる運がすごくある。ゴールデンボンバーもリーデイングしました」という。
みんなが一番気になっている、「今後のバンド、来年あたりどうなっているか?」をズバリ聞くと、「鬼龍院翔さんが大御所に引きがあって、上げてくれる。男の人?女の人かもしれない。メイクが濃い。年がいっている人。デヴィ夫人みたいな方」とのこと。
次に、定番の「結婚について」というと、会場の女性から悲鳴が起きる。マダムは、「本名知らないので、私生活が見えないのでわからない。女の人は寄ってくるんですけど、リアリティーのない名前。この人に結婚迫ってもだめだ。女の人が諦めて去っていく」というと、「よかった」と、ホッとしたような声とため息が漏れる。
マダムは、「恋してくださいね。ストライクゾーンが狭そうなんで。ゴールが決めれないタイプですよね。リアリティーをアピールしてください。貯金あるよとか、家もあるよ」と、アドバイスを送った。
「金運はありますよね。お賽銭箱のように(お金が)入っている映像が見えます」と言われると、鬼龍院は、「来年も一応、暮らせる」と、ホッと一安心。
3発目の感想は「来年も稼ぐぞ!」
4発目「告白」にチャレンジ
くさい告白をテーマにしているコーナーをやっている。毎週毎週リスナーに告白させておいて、自分はしないのはどうかということで、くさい告白をしてもらう。
高校生の告白。女子高生の部分はプロの声優さんにしてもらい、告白の部分はセリフが空白になっているので、そこを実体験で埋めてください。
ちょっとした小芝居があり、決めゼリフを、「3ヶ月に1回の印税よりも、お前に会える方が楽しみだ。結婚しよう」とクールに決めるも、「やっべ、また金の話してしまった」と、慌てる鬼龍院。
吉田アナは、あのシチュエーションで、「(相手高校生なのに結婚って)先走りましたね」というと、鬼龍院は、「お金もあって、気持ちもあって」と、自画自賛。会場の女子に判定をお願いすると、「10点」と、大甘の採点で合格。
5発目 メンバーにはあったけど、女性にはないという「お姫様抱っこ」にチャレンジ
吉田アナは、「さっきのドラマの続きがあって、お相手だった女子高生が登場します」と、あらわれたのが、100キロある女子高生の格好をした男性スタッフ。なんとか、もちあげようとするが、「ムリです。腰を痛める」と、断念。さすがに、吉田アナもムリと判断したか、「お姫様抱っこされる」ことに規格変更。
軽々と持ち上げられ、「何であんなに安心するんでしょうね」と、ホッとしたような感想。女の子がお姫様抱っこにあこがれる気持ちがちょっとわかった?
5発目の感想は、「大きい存在に守られるのもいいなぁ~」
6発目「格闘技」にチャレンジ
鬼龍院は、「最近、ボクシング連れて行ってもらって素晴らしい。みなさん、真剣でストイックだなと生半可な気持ちではできないな」と言うと、吉田アナは、「それでは、生半可じゃない気持ちでやってもらいましょう」というと、プロキックボクサーでウェルター級であり、スカパンク/メロディク・ハードコアバンド『SNAIL RAMP』のボーカル&ベースの竹村哲が登場。
いきなり、「何ラウンドで倒せますか?」と、吉田アナに聞かれ、ビビる鬼龍院。まずは、ワンツーとストレートを打ってみる。竹村から、「体重が乗っている。ナックルパートを充てられるのはなかなか難しい」と、筋がいいとを褒められる。
吉田アナが、「それでは」というと、カーンとゴングの音。これには両者ビビって、1、2歩下がる。あらためて、1分間のスパーリングに挑んだ鬼龍院は、「怖すぎて目をずっと閉じてました。僕には無理です。殴りかかってくる人は怖いですもん、向いてない」と、白旗。
だが、竹村からは、「けっこういけると思った。ナックルパートの当て方がうまくて。人を殴りなれてないと当てられない。練習したらうまくなる」と、好評価をされるも、横で小っちゃくなって、首を何度もブルブルと振っていた。
それでも、6発目の感想は、「世界が見えた」だった。
最後に、最大900人全員での番組ジングル製作を「元気バージョン」と「セクシーバージョン」の2パターン収録して、終了した。