
若手俳優集団『D2』の山田裕貴(23)が10日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で映画『ライヴ』(監督:井口昇/配給:KADOKAWA)初日舞台あいさつに、大野いと(18)、森永悠希(17)、須賀貴匡(36)、虎牙光揮(39)、笠原紳司(40)、デモ田中、志垣太郎(62)、入来茉里(24)、元『アイドリング!!!』の森田涼花(21)、山本愛莉(22)、中別府葵(23)、亜紗美(28)、グラビアタレント・佐々木心音(23)、井口監督とともに登壇し、司会はお笑いコンビ『サミットクラブ』の静恵一(31)が務めた。
『リアル鬼ごっこ』『パズル』などで人気の作家・山田悠介氏原作作品を『ヌイグルマーZ』など特撮を手がける井口監督により実写映画化。山田演じるフリーター・田村直人の元に届いた謎の小包に、山田氏の単行本『ライヴ』が入っており、同時に、母親を拉致した映像が携帯に届く。母親を人質に取られた田村は小説『ライヴ』に隠されたヒントを元に、同じく巻き込まれた脈略もなさげな振れ幅の多い人々とともにデスゲームに挑んでいく。数々の伝説を生んだ“角川映画”のDNAを引き継いだエンターテインメント大作としても売り出している作品だ。
舞台あいさつが始まったものの、井口監督の姿が見えないことに、山田は「何か企んでるんじゃないですか」と、コメントした瞬間、「ライヴ!ライヴ!」との叫び声が場内に響き、劇中キャストが着た衣装で井口監督が現れると、「アナ(『アナと雪の女王』)に勝たないといけない。だから男子は気合を入れないといけないと思って、肌をさらすことによって、世間にすごいと言わせたいから着ました」と、意気込みを見せることに。

そんな、妙な熱気の中のものとなったが、山田は、「たった一言です。無事に初日を迎えて、たくさんの方が観てくれたというのが幸せです。それと、たくさんのキャストのみなさんと、観客のみなさんの前でごあいさつさせていたくことが幸せです」と、万感の思いをスピーチ。
イベントには途中から、劇中では一言もセリフがなかった志垣がここぞとばかりテンション高く井口監督のように叫びながら登場。「井口監督とはロボゲイシャ以来です。あのときテンション高かったですけど、今回は何もしゃべっていません。私は井口監督の作品だったら呼ばれたら何でも出ますよ!」と、まくしたてる。

その志垣がいきなり、山田と井口監督に公開演技指導と題し、アドリブ芝居を要求するという唐突な展開に。恋人役の“いーちゃん”を井口監督、それを助けようとする男性役を山田が演じることになり、ファンから「山田くん頑張って!」の声が飛ぶ中、アクションスタート!山田は「助けに行くよ“いーちゃん”!」と振り付きでノリノリに披露し大盛り上がり……は、したものの、恥ずかしかったのか顔で手を覆いはにかみ、ファンはなぜか歓喜(?)の悲鳴が飛び交う展開に。
この山田の熱演に、井口監督は「天才!次の時代の(松田)優作!」と、べた褒めだったが、当の山田は「このコーナーがこんなに大きくなるなんて」と、苦笑いを浮かべ、感想を求められた大野は、「迫力があるなぁ」と、どこかボケたコメントにまたも会場が沸き上がる一幕も。一方の森永はその山田の姿に感心し、「本当に打ち合わせなくやってて本当にすごいなぁ」と、山田の健闘を冷静にたたえていた。
最後に山田から、「座長とは言われてますが、本当にみなさんに助けられた座長でございます。過酷なスケジュールの中でしたが、眠りそうになりながらも、どうか自分の演技で、目をパチっと開けられるような演技をしたいなと思って臨んでました。たくさんの方に観て頂ければ」と、気合のこもったPRしていた映画『ライヴ』は5月10日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開!




















