3月30日に千葉・幕張メッセで開催された『アニメコンテンツエキスポ 2013』内ステージで、7月より放送予定のオリジナルアニメーション『幻影ヲ駆ケル太陽』イベントが開かれ、声優・門脇舞以、喜多村英梨、徳井青空、巽悠衣子が登場した。
オリジナル作品のためタイトル、ビジュアル、キャスト以外の情報は公開が同日までほとんどされておらず、観客も興味津々な空気のなかでのイベント。まずは、草川啓造監督、原案の赤城晴康氏と田中秀典氏、構成・脚本の伊藤美智子氏、AICの笠原直徒氏らが登壇し、その全貌について語ることとなった。
本作は一体どんな作品なのかについて、草川監督は、「4人の少女たちがタロットカードの魔力を使って戦うバトルアクションです。異次元空間で魔物と戦いながら、少女たちは成長し友情を育み、自分たちの運命と向き合っていくというシリアスな物語です。割と重いテーマを扱います」と、説明。
具体的には「悪魔の力を持つ『ディアボロス・タロット』とそれに対抗する『エレメンタル・タロット』があって、少女たちは『エレメンタル・タロット』を使って戦いをしていくことになる」という田中氏。
テーマについて、全話のシナリオを手がけるという伊藤氏から、「運命の選択です。少女たちが自分の意思と反する戦いに巻き込まれていく中で、友情を育み、助け合い、運命の中で何を得て、何を捨てていくのかを描いていければ」とした。
物語の舞台は九州・長崎をモチーフに作られた『永瀧』。太陽あかり役を門脇、星河せいら役を喜多村、月詠るな役を徳井、白金ぎんか役を巽が演じることも明かされた。赤城氏は「日常のシーンとバトルシーンの2つがあり、通常の変身ものだと、コスチュームの変化があるのですが、変身前と変身後も同じコスチュームです。その分、顔の表情や髪型で変化をつけるというところが他の作品と違いますね」と、特徴を話した。
イベント後半からは、キャスト4人が登場。巽によると「まだまだキャスト陣も知らないことがたくさんあります」と、完全には内容を知らされていないようで、場内で上映されたPV以外はまだ収録していないことも明かされた。
そこでコーナー企画『クイズ 幻影の謎を解け！』では、2人1組でクイズに答えるものとなり、4人がオーディションを受けたときに渡された資料から3択の問題が出題されることに。『星河せいらはスポーツ万能で筋トレが趣味の女の子ですが彼女の大好物は？』と問われ、喜多村が選択肢にあった『プロテイン』に、「ストレートに『プロテイン』じゃない？」と発言して盛り上がりつつも『ササミサラダ』が正解で全員不正解だったり、『あかりのカードに描かれたひまわりの花言葉は“あこがれ”ですが、るなのカードにかかれたアマリリスの花言葉はどれ？』との問いには、すでに花言葉を知ってた巽が速攻で正解を導くなど場内を沸かせていた。
最後に喜多村は、「フィルムができ上がるのが楽しみです。多分（星河せいらは）ストイックなキャラクターじゃないかなと思います。自分に厳しいような女の子じゃないかなと思っていますので、これからの展開が気になります」と語り、門脇は、「私達もPV以来で集まって、できたてホヤホヤのチームになります。これから心を合わせて、少女たちの絆、成長を描いていこうと思います」と、メッセージを寄せていた。
オリジナルアニメーション『幻影ヲ駆ケル太陽』は7月より、ABC 朝日放送、TOKYO MXほか11局で放送予定！
