俳優・松坂桃李(24)が7日、都内で『第37回エランドール賞』授賞式に登場した。
日本映画テレビプロデューサー協会が選定する、映画、テレビ番組作品、俳優、番組プロデューサーなどに送られる賞。次代の映画、テレビ界を背負う人には新人賞が贈られることとなり、NHKの朝の連続テレビ小説『梅ちゃん先生』で女優・堀北真希(24)演じる主役の夫である安岡信郎役の演技が光り、このたびの受賞となった。
壇上では、緊張した面持ちで「2012年はすごくたくさんの作品に出演して、たくさんの人にかかわらせてもらったなと。とても縁を感じる年だったと思います。そのおかげで、ここに立てていると思います。感謝しています。選んでいただいたみなさまの期待に恥じぬよう日々精進していけたら」とあいさつ。
しかし、プレゼンターとして堀北が登壇すると空気が一変し、「大好きなのぶさんがこのような賞を頂けて嬉しいです。(松坂とは)お互い人見知りなところがあって、なかなか会話もありませんでしたが、(梅ちゃん先生の)披露宴のころになるとモノマネを見せてくれるようになりました。きょうは、ニャンちゅうのモノマネを披露してくれます」と無茶ぶりし、これに一瞬驚いた表情を浮かべた松坂だったが、見事に壇上でマネしきり、拍手で沸いた。
終了後の囲み会見では、それを受け報道陣からもドナルドダックやビートたけしのモノマネを求められ、恥ずかしそうにしながらも披露し、またも爆笑をさそこととなり、このモノマネの火付け役(?)となった堀北に、「いやー、堀北真希さんにもありがとうございますと伝えたいです。結構緊張してしまっていたんですけど、それを見事に掘り起こしてくださって。紅白以来久しぶりです。最初はお互いしゃべれずだったんですけど、結婚のシーンを境にしゃべれるようになって、モノマネを披露する会があったりして、まさか壇上で言うことになるとは思いませんでした」と、仲のいい様子を明かすことに。
今回の受賞には「こういった賞を貰える機会があまりないですし、また、そういう場があるからこそ、関わってきた人たちに感謝を言う機会がある。なにより今回選んで下さったみなさまの期待を裏切らないようにぜひ精進していきたい」と、気合を入れ直し事務所の先輩の成宮寛貴らが同賞を過去に受賞していることに「現在も先頭切って走っているので、僕も走りたい」と、抱負を述べた。
また、この喜びを伝えたい相手については、「親ですかね。親はそうかよかったなと。お前だけの力じゃないぞ、周りの人の力があってのことだ。だからいい仕事をしろと」と、ハッパをかけられているようで、今年のバレンタインについての質問が飛ぶと、去年撮影で、今年も本命があれば報告したいですけどね」と、さわやかな笑みを見せていた。
■『第37回エランドール賞』新人賞受賞者
・染谷将太
・尾野真千子
・松坂桃李
・武井咲
・森山未來
・真木よう子