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吉田沙保里、猪瀬直樹知事、2020年の東京オリンピック・パラリンピック誘致に熱弁

吉田沙保里、猪瀬直樹知事、2020年の東京オリンピック・パラリンピック誘致に熱弁
「世界V14!2020年東京でオリンピックを」

 2012年夏に行われたロンドンオリンピックの「女子レスリング55キロ級」金メダリストの吉田沙保里選手(=ALSOK、30)と「女子サッカー」銀メダリストの丸山桂里奈選手(=スペランツァFC大阪高槻、29)が6日、東京・丸の内の「丸ビル1階マルキューブ」及び、「丸の内仲通り特設会場」で行われた、『新春丸の内スポーツ年始め』(主催:東京都ならびに一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会)に出席し、2020年の東京オリンピック・パラリンピック招致にむけたPR活動と今年の抱負を語った。

 また、猪瀬直樹東京都知事も来場し、2020年の東京オリンピック・パラリンピック誘致にむけ、熱弁を振るった。

 吉田選手は、東京・丸ビル1階マルキューブ内に建てられた「2020オリンピック・パラリンピック招致祈願神社」に参拝し、絵馬を奉納した後、囲み取材に応じた。

 2012年末には紅白歌合戦の審査員をし、2013年元旦には「第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会」で東京オリンピック招致活動を行うなど、大忙しだった吉田選手。

吉田沙保里、猪瀬直樹知事、2020年の東京オリンピック・パラリンピック誘致に熱弁

 2012年は、ロンドンオリンピックで金メダル、男女通じて史上最多となる世界選手権10連覇及び世界大会(オリンピック+世界選手権)13大会連続優勝を達成、さらに国民栄誉賞受賞と、最高の1年になったが、「2013年になりましたし、気持ちを切り替えて、世界選手権に向けて代表になれるように日本の戦いを勝ち抜きたいなぁと思っております」と、慢心はない。

吉田沙保里、猪瀬直樹知事、2020年の東京オリンピック・パラリンピック誘致に熱弁
ママさんレスラーで2020年は出たい!?

 そして、「2020年、東京でオリンピックができたら最高だなと思います。子どもたちや日本国民の皆さんに、夢、感動、希望を与えていけたらいい。2020年、東京でオリンピックを開催して欲しいなぁと強く思います」と、訴えた。

 駅貼りのポスターや看板などでは、2020年東京オリンピックが開催できたら、「止められても出ます」と宣言しているが、いまから7年後となると、吉田選手も38歳。

 「ママさんレスラーになっているのでは?」と、問われると、「その頃には、結婚できたらいいなぁという気持ちですけど、日本で生でオリンピックというのを出来たら、皆さんの前で戦う姿を見せられたら最高だなと思いますし、たくさんの方にレスリング競技を知ってもらいたいし、他の競技で頑張っているアスリートのみなさんの頑張りを目に焼き付けもらって、日本が元気になってくれればいいなぁと思う」と、熱く語った。

 今年の目標を漢字一字でと問われると、「昨年はいいこと続きで、『幸福』の『幸』を選んだんですけど、今年は『願』ですかね。2020年東京に招致できるように、自分の14連覇もできるように」と、願をかけた。

 最後に、大勢集まったファンへ、「みなさん、昨年は応援ありがとうございました。みなさまの応援のおかげで最高の一年になりました。今年も世界14連覇に向けて頑張って行きます。カレリンの記録を抜かしましたが、これからまた、誰にも抜かれない記録をどんどん作って行って、日本を盛り上げていきたいなぁと思いますので、変わらず、応援よろしくお願い致します」と、個人の目標を語った後、「2020年、東京でオリンピックが開催できれば、日本も盛り上がりますし、皆さんも元気が出ると思います。みなさんの力が必要となってきますので、応援していただいて、皆さんで日本を盛り上げていきましょう」と、アピールした。

吉田沙保里、猪瀬直樹知事、2020年の東京オリンピック・パラリンピック誘致に熱弁
丸山は、「女子サッカーから盛り上げたい」

 女子サッカー“なでしこJAPAN”の丸山選手も、「2020オリンピック・パラリンピック招致祈願神社」記念参拝した後、囲み取材に答えた。

 お正月恒例の「第89回箱根駅伝」で、母校の日本体育大学が予選会からの総合優勝を果たし、1月12日に行われる「第21回全日本高等学校女子サッカー選手権大会」にも、母校の村田女子高等学校(関東5代表)が出場する。

 高校・大学の母校の活躍に丸山選手は、「大学時代に陸上部が箱根を目指して練習していたのをみて励みになりました。(母校の活躍は)刺激になってます。(女子サッカーは、)今年は大きな大会がないなんですが、昨年、大阪の(所属)チームが残留したので、一部で順位をいいところに行って、なでしこに選んでいただこうと頑張っています」と、気合十分。

 さらに、「サッカー選手なので、女子のサッカーが注目されているように、女子サッカーから盛り上げていきたい。今年の目標は、ワールドカップで金メダルを獲得し、オリンピックで銀メダルを獲得したので、今年は、女子サッカーにとって大事な年なので、なでしこリーグから盛り上げていきたい」と、豊富を語った。

吉田沙保里、猪瀬直樹知事、2020年の東京オリンピック・パラリンピック誘致に熱弁
ユーモアを交えて東京招致を訴えた猪瀬知事

 猪瀬東京都知事は、「戦いはもう始まってます。気持ちがこの間、ずっと閉塞感があった。閉塞感を打ち破って、心のデフレを追い払って2020年を目指す。あのロンドンオリンピックで、選手たちの活躍があり、銀座に50万人のパレードが出て、オリンピックの素晴らしさに感動したんです。その感動を2020年まで持ち続けたい」と、訴える。

 さらに、「これからIOC(国際オリンピック委員会)が覆面調査に来ます。調査員は外国人じゃないんです。誰だかわからない日本人が聞いて、支持率を調べます。ライバルであるマドリード(スペイン)、イスタンブール(トルコ)は支持率が70%から80%。『やりたい』と盛り上がっている。それに対して、東京(日本)は、昨春の調査では、47%しか支持していなかった。どちらでもないが30%だった。このどちらでもないの30%が、オリンピックと銀座のパレードを見て、『やる』にまるをつけてくれればいい。調査は、グローバルスタンダードだからYES、NOで聞く。日本人は謙虚だから『やややる』にまるをする。『必ずやる』にまるしてください」と、日本人の性質も踏まえて、意識改革が必要と訴える。

 最後に、「日本は、ロンドンオリンピックで38個のメダルを獲った。でも、イギリスは金メダルだけで29個獲った。地元でやることが気持ちを盛り上げ、選手もどれだけがんばれるか。勇気を一緒に与えてくれるんです。みなさんといっしょに、2020年を目指そう。東京オリンピック・パラリンピック目指しましょう」と、熱く語った。

 

吉田沙保里、猪瀬直樹知事、2020年の東京オリンピック・パラリンピック誘致に熱弁
オリンピック選手と猪瀬東京都知事(中央)
吉田沙保里、猪瀬直樹知事、2020年の東京オリンピック・パラリンピック誘致に熱弁
2020年オリンピックを東京に


吉田沙保里、猪瀬直樹知事、2020年の東京オリンピック・パラリンピック誘致に熱弁
吉田も招致祈願
吉田沙保里、猪瀬直樹知事、2020年の東京オリンピック・パラリンピック誘致に熱弁
晴れ着姿にニッコリの丸山
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