女優の菅野美穂（35）が17日、都内で男女が逆転した大奥を描いた映画『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』（監督：金子文紀／配給：松竹 アスミック・エース）のプレミアム試写会に堺雅人（39）、尾野真千子（31）、柄本佑（26）、要潤（31）、桐山漣（27）、郭智博（28）、永江祐貴（22）、三浦貴大（27）、宮藤官九郎（42）、西田敏行（65）、金子文紀監督と登場した。
劇中で五代目将軍・綱吉を演じている菅野はきらびやかな着物姿で登場しランウェイを歩むと「今日は本当に寒い中ありがとうございました」とあいさつ。多くの美男に囲まれる“逆ハーレム”状態の女将軍という役に、自ら「菅野は壇蜜さんみたいな役だったのかな」と会場を大きく沸かせると「撮影終わってしばらくして理解できました。魔性のような面もあるしまっすぐで天真爛漫な部分、将軍という男性的な部分も。分かりやすくいえば壇蜜さんみたいな役。今日やっとわかりました！」と力説した。
そんな菅野に西田は「菅野美穂という女優の感性というか、持っているものが本当に素晴らしい。現場ではキラキラしているんですよ。いろいろ楽しくて、一緒に食事なんかも行ったもんね」とデレデレ。菅野の父役の西田は「自分の血筋を絶やすまいという執念。壇蜜とか、エロいという概念を超えてますよね。我が娘を思えば思うほど不幸になってしまう…そう思いながらもめいいっぱい演じさせていただきました」としみじみ語った。
しかし、菅野の“正室”を演じた宮藤は「西田さんはけっこう女性と絡みがあるじゃないですか。僕はなかった」と肩を落としながらチクリ。西田は「数少ないラブシーンもあるんです。僕は40何年あって3回ぐらいしかなかった。そのシーンを尾野真千子さんとさせていただいているんですよ！」と莞爾と笑った。
『大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]』12月22日全国ロードショー。
