俳優・藤木直人(40)が11月28日、都内で行われた『第41回ベストドレッサー賞発表授賞に出席。同賞の芸能部門を受賞した。
シックなスーツ姿で現れた藤木だったが、今年はNHK大河ドラマ『平清盛』など時代劇に3本出演し、着物文化に興味を持ったという。「日本の心というか、着物ってステキだなあと思った。さっき猿之助さんから『普段はまったく着物を着ない』って聞いてちょっとびっくりしたんですけど、楽な着物の着方をぜひ教えてください」と、市川猿之助(37)にお願いしていた。
年齢よりも若く見えるためか、藤木が「40です」と自身の年齢を告げると、観客も驚きのリアクション。だが、藤木は「みんな微妙なリアクションですけど」と笑いに変え、「1972年生まれで、このベストドレッサー賞も1972年に始まったとうかがったので、不思議な縁というか、嬉しく思いました」と、素直に受賞を喜んだ。
グレーのスーツ姿の猿之助は、学術・文化部門で受賞。「我々がスーツを着るのは芝居の初日と千秋楽だけ。(スーツを選ぶときは)着心地ですね。長い時間着ていても疲れないというか」と、スーツのこだわりについて語った。
今年6月、二代目市川亀次郎改め四代目市川猿之助を襲名となったが、「買い物する時間もない。きたきりすずめです(笑)。皆さんの見る目は変わるけど、中身は何も変わっていない」とギャグで和ませる場面も。
「今年は激動の年でしたね。休みが一日もなかった」と、多忙だった1年を振り返り、もし休みが取れたら「日本にいると取材が入るので海外に行きたい。ヨーロッパにお芝居観に行きたいですね」と、希望を語っていた。
また、当日壇上でサプライズ発表されたクールなウールが似合う人に贈られる 『クールウール賞』を猿之助が受賞した。
なでしこジャパンの佐々木則夫監督(54)は、MCに「なでしこのメンバーも明日、テレビで見るのでは」と聞かれ、「もらったよ～！」とトロフィーを掲げ、場内から拍手喝采！
さらに「馬子にも衣装」ならぬ「ノリさんにも衣装だなと言っていただければいいんですけど、言っていただけないでしょうね」と口のほうも滑らかで、ファッションのポイントについては、「金より銀。銀色っぽいグレーを着ました」と、ロンドン五輪で銀メダルだったことをネタに、自身のグレーのスーツを指した。
また、身だしなみに気をつけるようになったのは、妻と娘のおかげといい、「家を出るときは鼻毛、耳毛をチェック。最近は目ヤニにも気をつけています」と笑わせ、「ジャージが似合わない体型になってきて、スーツでごまかせるようになった。協会とも相談して、来シーズンからはスーツで指揮を執ろうかな」と、ベストドレッサー賞受賞者らしからぬコメントで沸かせた。
その他、女子プロ野球の川端友紀選手(23)は、所属の京都アストドリームスのユニフォーム姿で魅了。“106歳児”曻地三郎も、イスを使わず挨拶するなど、元気な姿を見せた。
【ベストドレッサー賞受賞者一覧】
政治・経済部門…高岡浩三(ネスレ日本(株)代表取締役社長兼CEO)
学術・文化部門…市川猿之助(歌舞伎俳優)
芸能部門…剛力彩芽(女優)
芸能部門…藤木直人(俳優)
スポーツ部門…佐々木則夫(なでしこジャパン監督)
インターナショナル部門…きゃりーぱみゅぱみゅ(モデル・歌手)
MFU推薦枠…川端友紀(女子プロ野球選手)
特別賞…曻地三郎(106歳児)
