俳優・大葉健二（56）が21日、都内で映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』（監督：中澤祥次郎／配給：東映）初日舞台あいさつに、主演俳優・小澤亮太（23）、山田裕貴（21）、清水一希（21）、池田純矢（19）、女優・市道真央（19）、小池唯（20）とともに登場し、スーパー戦隊とメタルヒーロー初のコラボレーションを披露した。
レーザーブレードなど最先端の武器を使いこなす上に、華麗なアクションから子供たちの目を釘付けにした宇宙刑事ギャバンが30年の時を経て地球へ再び降り立った。今回は宇宙帝国ザンギャックの罠により戦うこととなってしまったゴーカイジャーとギャバンが、仕掛けを打ち破り協力して悪に立ち向かう姿が描かれる。
まずは、ゴーカイジャー6人が、テレビドラマの衣装そのままで登場し、これにファンは盛大な拍手で迎え入れる。この様子にゴーカイレッド役の小澤は、「拍手がご褒美です。スタッフ皆さんに感謝です」と、感激。
昼夜を徹した過酷な撮影とPR活動があったが、楽しみもあったようで、小池が、「スタジアムの撮影で、初めて（空中に）吊られました。私の撮影じゃないときに、ロープを引っ張ってお手伝いをしてましたね。メーキング映像にも入ると思います」と、エピソードを明かすも池田が、「ちょっとしかしてなかったのが分かるよね」と、イジることに。これに小池は、「ちゃんと引っ張ってました！」と、必死のジェスチャーを交えて説明し、場内は笑いに包まれた。
ここで、ギャバンを演じた大葉が「一条烈です。よろしく！」と、颯爽と登場すると、子供の声に混じって、野太い男性の歓声も交じる。「30年経つとパーティーだったりするんだけど、現場で、これは若者の足を引っ張っちゃいけないなと。アクションがすごい？あれは撮り方が良かったんだよ」と、大葉は謙遜したが、ゴーカイジャーとともに「蒸着！」と、変身ポーズをする際は、キレた動きを見せ存在感を見せることに。ただし、「息が切れて汗をかいてますけどね」と、苦笑いする一幕も。
それでも、昔といまとでは、雰囲気もだいぶかわっているうようで、小澤を見た大葉は、「顔がキレイになった。汚しちゃいけないなぁ。私は背が伸びなかった」と、過去を振り返ることに。
そんな人柄の大葉に触れ、ゴーカイジャーメンバーはいい経験になったようで、清水が「現場でアクションがいいと褒められて、『アクションできる人が少ないからアクションを磨けばいいよ』と言ってくれたのは、一生の宝物になりました」といえば山田は、「大葉さんが動いていくとき、スタッフさんの動きも『大葉さんを撮るんだ』という動きが違って、そういうふうになりたいな」と尊敬の眼差しだった。
ここで、1月25日に24歳の誕生日を迎える小澤にサプライズケーキのプレゼントが。これに感極まった小澤は、目に涙をためながら「ありがとう、ありがとう…」と、声も枯れる。それを見た大葉は、「ゴーカイジャーの6人の絆が伝わってくる」と、温かい眼差しを向けると、「人間が忘れた思いが蘇ってくる作品。一つでもいいから心にキープしてもらえるものがあれば」と、PRした。
21日より全国公開！
