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小澤征爾かつて経験したことのない疲労で指揮取りやめ

 世界を股にかけ活躍する指揮者・小澤征爾(76)が水戸室内管弦楽団の『第83回定期演奏会』の指揮を取りやめたことを、20日付の同楽団ホームページで発表した。

 小澤は同館で、音楽顧問、指揮者としてその運営にあたっており、19日の演奏会では2曲で約45分の指揮をこなすなど熱の入った指揮を見せていた。

 しかし、「その演奏会終了後、小澤氏はかつて経験したことの無いほどの大変な疲労を感じ、本日の演奏会に向けて体力の回復に専念しましたが、今日になっても演奏会で指揮をすることができる体力を取り戻すことができませんでした」とし、このため同日の公演は「指揮者なし」で開演したという。

 同楽団では「小澤氏の出演を楽しみにしてくださっていた多くの皆様のご期待を裏切ることになってしまいましたことに心よりお詫び申し上げます」とし、小澤の回復を祈るとともに、「チケットにつきましては料金を変更させていただき、差額をご返金させていただきます」としている。

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