アリスプロジェクト所属のアイドルユニット『スチームガールズ』が11日、都内で行われた『第1回ゴールデン・バード賞授賞式』に出席。新人賞を受賞した。
日本メディア協議会の企画・運営のもと、同授賞式を開催。昨年3月11日に発生した東日本大震災以降、震災復興に協力した方々に感謝の意味を込め、ゴールデン・バード賞が設立され、1年を通してメディアを通じて、元気・勇気を与えた人に同賞が贈られた。
亀田伶央奈(19)、川村虹花(16)、桜雪(19)、佐倉梨杏(20)、神谷えりな(21)、新矢皐月(19)、月宮かれん(15)、小柳朋恵(16)、黒瀬サラ(16)、澤田リサ(16)のメンバー10人が、カラフルな衣装にガスマスク姿で登壇すると、報道陣やゲストもどよめく。
メンバーを代表して、桜が「現役東大生の桜雪です」と挨拶すると、場内から「オォ~」と、驚きの声が。桜は「まさかこんな栄誉ある賞をいただけるなんて思ってもみませんでした」と感謝し、「この賞は今後の活躍を期待してもらっていただける賞ということで、その期待に応えられるように、今後も日本中から愛されて、さらに日本中に活力を与えられるようなグループになるために励んでいきたい」と感極まって、涙を浮かべた。
授賞式後には、ライブも行い、「ディスティニー」でスタート。メンバーがステージを降り、ガスを噴射したりと、大暴れ! 続いて「未来ノヒカリ」は、元々は『チェリーブロッサム』の楽曲だが、阿波踊りのエッセンスを取り入れた同曲を、元気いっぱいにパフォーマンスしてみせる。
いつものライブ会場とは違い、ファンが声援を送ったり、手拍子をしてくれる状況ではなかったが、最後の「SAILING DAYS」では、拍手を送るゲストの姿も。3曲という短い間だったが、『スチームガールズ』は強烈なインパクトを残した。
ライブ後、メンバーたちに話を聞いたところ、やはり場内のノリに違和感を感じつつも、亀田は「でも、とてもいい経験になりました。普段と違う場所で。有名な方もたくさんいらっしゃったので、凄い緊張しました」とコメント。舞台裏では、和泉元彌・節子親子と挨拶したといい、「凄い優しかった。一緒に写真も撮ってくれたんです!」というやり取りがあったことを明かした。
先月21日にステージ復帰し、この日も生き生きとしていた亀田は、「毎日生きてて本当に楽しいです!」と、ライブができることが嬉しくてしょうがない様子。アリスプロジェクトの主催ライブでは、毎回どのユニットがファンを多く動員したか競っているが、その21日のライブでは、『スチームガールズ』がデビュー公演にもかかわらず、いきなり『アリス十番』を抜き、1位という結果に。これに亀田は、「まさか『アリス十番』に勝てると思ってなかったので、凄く嬉しかったです」としたが、次の主催ライブでは『アリス十番』が『スチームガールズ』に大差をつけて圧勝したとのことで、抜きつ抜かれつの展開のよう。
だが、亀田は「私たちはデビューしたてだからしょうがないよねっていうのじゃなく、早く『アリス十番』との差を縮めたい気持ちでいっぱい。すぐ追い越したい!」と、先輩ユニットにも退くことなく、リーダーの新矢も「今回新人賞を獲れて、ちょっとでも近づくことができたという自信もあるし、今後に恥じないように頑張らなきゃいけないといういい意味のプレッシャーもある。先輩にずっとついていきたいけど、必ず最後には『スチームガールズ』が追い越したい」と、宣戦布告。このライバル関係は、今後も熱く火花を散らしそうだ。