お笑いタレント・小島よしお(31)が17日、都内・築地の波除稲荷神社で行われた海外ドラマ『LAW&ORDER/ロー・アンド・オーダー』ヒット祈願イベントにお笑いコンビ『髭男爵』、『テツandトモ』とともに出席した。
1990年から20年放送され、米国テレビドラマの金字塔を打ち立てた『ロー・アンド・オーダー』のニューシリーズ1が、10月3日にレンタル開始、同24日にDVD-BOXが発売されることを記念し、同イベントを開催。あらゆる犯罪が起きる人種のるつぼ・マンハッタンを舞台に、ニューヨーク市警による刑事ドラマと、検察による法廷サスペンスの2部で構成された1話完結型犯罪捜査ドラマだ。
20年にわたる米国最長シーズン製作を記録した同作にあやかり、“一発屋芸人”代表として、小島、『髭男爵』、テツトモの3組が祈願に参列。まず、本殿に和装姿の5人が普段見せないような真剣な表情で現れ、お祓い、祝詞、玉串礼拝、御酒酒拝戴が厳粛に執り行われた。
続いて、獅子殿に場所を移し、『ロー・アンド・オーダー』の魅力を語るトークへ。ここでは、小島は海パン、『髭男爵』は貴族の衣装、テツトモは赤と青のジャージ姿と、それぞれおなじみのいでたちで登場し、小島は「20年続くことがどれだけ凄いことか。我々一発屋芸人からしたら、本当にあやかりたい。僕なんて、夏だけで終わっちゃうセミ芸人って言われていたぐらい」と、自虐的に同作をPR。
『髭男爵』のルイ山田53世(37)は、「けっこう我輩、海外ドラマとかよく見ているけど、『ロー・アンド・オーダー』は、ジュリア・ロバーツさん、サミュエル・L・ジャクソンとか意外な人が、ブレイク前に出ていたりする」と、マニアの視点で語ったが、相方のひぐち君(38)は、「次回作があったらぜひ出たい」と、場内が静まり返るコメント。
テツトモのテツは、「本当にあった事件をもとにストーリーが作られているので、リアリティーがある。2時間ドラマを1時間に凝縮したような感じで、スピーディーな展開が見られる」と、その魅力を解説した。
そして、3組の人気が長く続くように、『ロー・アンド・オーダー』特製のお守りがプレゼント！ テツトモは「家族みんなが元気であるように。健康でないと、笑いも提供できない」(テツ)、「(ブレークしてから)10年経ったので、20年以上目指して頑張っていきたい」(トモ)と願いを込めた。
7月にめでたく長女が誕生した山田は、「いま娘が3ヶ月なので、物心つく前になんとか再ブレークしたい」と切実な思いを吐露するも、ひぐち君は「来年もスギちゃん以降、売れる方が出てきたら代役でお仕事をいただきたい」と、相変わらずの他力本願。スギちゃんの代役として、今年再注目された小島は、「もう一発当てたいですね。『そんなの関係ねえ』以来、毎年ギャグを送り続けているけど、いつも僕のところに返ってくる。ブーメランギャグですね」とこぼし、「またヒット作を作って、『ロー・アンド・オーダー』のようなロングセラーの芸人になりたい」と、祈願した。
スギちゃんが復帰したことについて、「思ったより早めに復活しちゃったので、また仕事が減っちゃうんじゃないかなという不安はある。もう少し休んでもよかったんじゃないかな」と毒づくも、「同じ事務所なので、下克上というより、バーターというかたちでこれからも出してもらいたい。スギちゃんにあやかる形で仕事させていただいたので、凄くいい1年でした。どんな形であれ、メディアに出れたことがよかった」と、したたかな部分をのぞかせた。
スギちゃんのお見舞いに行ったという山田は、「元気でした。凄いガッツがある方ですから。そこはワイルドでした。もちろん早く復帰されたのは嬉しいですよ」と、スギちゃんの近況について報告。自身についても、「最近、娘がうまれたので、54世のためにもより一層頑張っていかなあかん」と、気を引き締めていた。
イベントでは、3組がドラマにちなんだPRネタを披露。テツトモはおなじみのネタ『なんでだろう』で盛り上げるも、『髭男爵』と小島のネタは、報道陣の反応がいまいち。さらに、小島が話そうとする度に作業車が行き交う音や、工事の音でかき消され、場内が失笑に包まれた。
