“せぐうぇい”ことタレント・瀬口かな（21）が17日、東京・新宿LOFT／PLUS ONEで初となるトークショー『かな縛りNight 二夜目 ～今夜はガチトーク！？～』を開催した。
『中野風女シスターズ』の活動や男装ユニット『風男塾』の瀬斗光黄として知られる瀬口。今年3月に渋谷O-CRESTで開いた音楽がメインとなった『瀬口かなのかな縛りNight』が今度はトークショーとして帰ってくることとなった。
開始30分以上前から満員となり、店内は熱気であふれかえる。チケットはすべてソールドアウトする人気ぶりに、登場した瀬口は、「ありがとうございます！」と笑顔を見せ、「きのう誕生日だったんです。21歳になりました」というと、拍手と歓声のなか乾杯となった。
1部では、「名前」「小学・中学・高校時代」「アルバイト」「受験」「アニソングランプリ」「初めての仕事」「職業『アイドル』」の項目でこれまでの瀬口の21年間を語ることに。
幼少時代は自身の名前が父親の希望で「ももこ」になりそうだった思い出や、ミステリー好きの瀬口が、幼い頃に母親と撮った写真が心霊写真のようになったものを実際に見せながら解説。さらには、“整形”と友人から言われる二重まぶたが、幼少時に太っていたことから、痩せた際にできたものなど、ざっくばらんに明かしていき、初めて語られた情報にファンも盛り上がりつつ聞き入る。
「このまま行くとグレる」と両親からの気遣いでお受験して受かった中学時代は、アヴリル・ラヴィーンのライブに行ったりラルク・アン・シエルにはまっていたそう。そんな、瀬口の転機が訪れたのは高校時代。“しょこたん”中川翔子（27）の福岡でのイベントに行った際に、たまたま見かけた『第1回 全日本アニソングランプリ』だったという。
その後、『第3回 全日本アニソングランプリ』に出演することとなったときは、進路に悩む高校3年生のときだったそうで、「やっぱり自分は歌が大好きだと。趣味で職業ないかなといろいろオーディション受けたんです。でも、落ちちゃって諦めてた。そんなとき、川本真琴さんの『1/2』を送ったら受かって」といい、ここでアニメ『マクロスF』の『ダイアモンド クレバス』を熱唱し見事、福岡予選大会を優勝。全国大会ではファイナリストに残ったことがきっかけとなり『中野風女シスターズ』への加入となったという。
デビューしたときのライブで、「いっぱいいっぱいで、初めてのライブでボロ泣きで、黄色いサイリウムを振ってくれて、泣いて」と、思い出を語る瀬口だが、芸能界で活動を始め、「向いてるのかなって悩んだことがあった」とも。いまは、「歌ってるときはいいもので、みんながいい顔してくれる。楽しすぎてやめられないんです。向いているのかなと思うわけです」と、前向きに捉えられているよう。
とはいえ、初めての仕事のときに「寝坊で遅刻したんです。それ以来、遅刻が…」と恥ずかしそうで「きょうは特別な理由があって1時間遅れました」と、告白する一幕もあった。
その後、2部ではお笑いタレント・ゴー☆ジャス（33）と、ソロユニット『Superfly』が8月にリリースした『輝く月のように』の両A面ソング『The Bird Without Wings』PVにも出演するパフォーマー・小林玄（32）を交えて都市伝説トークを展開。宇宙人の話や2013年に何かが起こる話、フリーメイソンと世界の関係の話など、暑かったはずの会場が静まり、背中に冷たい汗が流れるような不思議な話に、「絶対あります…かもしれません」と瀬口も神妙にトークすることとなった。
また、この日は、カラオケながら『星間飛行』『せーのでドンマイ！』『ダイアモンドクレバス』で美声も披露し、「3月にやったライブ形式は達成感があって、自分で弾いて歌ったりとかしたいので、ライブイベントを開きたいとと思っています。今年、来年の頭あたりに開ければ」と、展望を語っていた。
