ザ・ドリフターズの加藤茶（69）、高木ブー（79）、仲本工事（71）が17日、東京・上野の上野公園不忍池水上音楽堂で行われた『第5回したまちコメディ映画祭in台東』クロージングセレモニーに登場した。
“したコメ”の愛称で親しまれ4日間にわたり開かれた同映画祭の最後を締めくくるのは『ザ・ドリフターズ リスペクトライブ ライブだヨ！全員集合!!』。浅草ジンタ、ポカスカジャン、OKAMOTO’S、怒髪天、ホフディラン、レキシが出演し、ミュージシャンとして、コメディアンとして活躍するドリフを讃えた。
司会から呼び込まれるとスタンディングオベーションに迎えられながら加藤、高木、仲本が登場。長く活動し、笑いを通して人々を元気にさせた人・グループに送られる『コメディ栄誉賞』を受賞すると加藤は「私の挨拶は“ペ”でございます」とカトちゃんぺ。会場を沸かせながら「なんだか怒られている気分です」と笑いを誘った。
同映画祭ではドリフ出演の映画『ズンドコズンドコ 全員集合!!』『ドリフターズですよ！ 特訓特訓また特訓』『舞妓はんだよ全員集合!!』を特別上演。加藤は「この映画を撮っていたころはドリフターズが忙しいころ、今は暇なんですけど」とおどけながら懐かしんだ。79歳という高齢の高木も、歩行補助器と押しながらマイクに向い「（当時は）忙しいけどよく寝てました」と元気な声。笑い声のあがるなか「夜の撮影が多かったと思います。よく撮影するときに居眠りをして監督に怒られました。『ブーさん、邪魔しないでください』と」とユーモアたっぷりに語った。
そして、仲本は「こんなにドリフターズのことを応援してくれる、特に若い人がこんなにいっぱいいることにビックリしました」と感謝。「いかりやさんのことを覚えてますか？」と04年に亡くなったリーダー・いかりや長介さんを偲びながら「いかりやさんに成り代わってみなさんにご挨拶しましょう。オッス！」と呼びかけ、集まった観客も「オッス！」と長さん風に応えていた。
