俳優・角野卓造（64）が31日、都内スタジオでDVD『名探偵モンク ファイナル・シーズン』（ジェネオン・ユニバーサル・エンターテインメント）アテレコCM収録をメインキャストの声を務める藤貴子、三鴨絵里子、坂部文昭、関俊彦とともに行った。
2002年に放送開始となり、トニー・シャルーブ演じるモンクの“38もの恐怖症をもつリハビリ中の元天才刑事”というキャラクターが受け人気を博した推理サスペンスシリーズも8シーズン目でついにファイナル。モンクの妻・トゥルーディ殺害犯も明かされたり、気難しいモンクの初代アシスタントを務めたシャローナも再び登場するなど、ファンはニヤリとする仕上がりとなっている。
まずは、9月5日から放送のCM用アテレコから始まり、モンクがシャローナ（三鴨）と2代目アシスタント・ナタリー（藤）との間でファイナルシーズンになることを切り出せないという寸劇を絶妙のコンビネーションを見せることに。
会見ではファイナルシーズンを記念したケーキが用意され出演者全員で大はしゃぎすると、角野が「モンクはあるか！」と、茶目っけたっぷりにポーズを取る一幕も。ファイナルをさびしがる共演者らに角野も「足かけ8年やってますから、なつかしいというか、『あー、どうも』という感じです。シーンは忘れても声を聴くと『ああ俺だ』という感じです。また、このメンバーで何かやってほしいなと思います」と、語ると4人もしみじみうなずく。
共演者らとは家族のような関係を築けたようで「普通のドラマより付き合いが濃い感じでした。最初はいいのかなと怖かったですけど」と、苦笑いする角野に4人がそんなことないと続ける。関から、「学生時代からいろんな演技を見させて頂きました」と、真面目に言われた際には、「俺ジジィみたいな感じじゃないか！」と、柔和な笑みで率直に返すなど分け隔てなく付き合いをしている様子。
そうやって8年モンクを演じ続けた角野だが、「本当はアテレコ得意じゃなかったんです。苦手意識がありました」とも告白。とくにクセのあるモンクを演じることに最初は迷いが多かったそう。そんなときにスタッフから「いまはいろいろ技術的に合わせられるから自分のやりたいようにやってみてください」と、アドバイスされたことから水を得た魚のように「やってるうちに好きになりました。習うより慣れろという感じで…。125本やらせていただくとは思いませんでした」と、秘話も明かし、藤も「絵が角野さんに合ってくるんです」と、まさしくハマリ役であることを証言していた。
また、話は変わり、女性お笑いコンビ『ハリセンボン』の近藤春菜（29）が角野のモノマネをよくするということについてどう思うかという、突飛な質問も飛んだが、角野はここでも笑みを浮かべ「どんどんやってくれと思っています」と“公認”し、「以前TBSの感謝祭のときに、（春菜が）僕が来るのを待ってあいさつにきてくれた。そうしたら（島田）紳助さんが『角野さんに謝っとけよ』と言ってて」というエピソードなども語っていた。
角野が「ハイテンポというよりもオーソドックスです。殺人はありますがハートウォーミングでユーモラスなところが多い作品です」と、万感の思いを込めてPRした『名探偵モンク ファイナル・シーズン』は9月5日よりDVDリリース開始！
